残暑。

 あいかわらず暑いことです。

J1 第22節:浦和 3 - 2 F東京
得点者:'32 赤嶺真吾(F東京)、'36 田中達也(浦和)、'39 堀之内聖(浦和)、'60 ポンテ(浦和)、'69 今野泰幸(F東京)


 あのヘロヘロだった柏戦から3試合。気付くと2位に勝ち点4差の首位に立ってるという不思議。中身は大して変わってないんですけど。
 FC東京は、最前線からの人数かけたプレス・CBがちょっと微妙という点では前節の甲府と同じ、攻撃が手数をかけないカウンタ志向というのが違い。ただ、こちらのゴールキックの際にもDFにボール入れさせないようきっちりプレッシャかけてきたのがやや誤算。都築がロングキックを蹴らされたことで、流れを淀ませることができず、せわしなくなってしまいました。いつもやってることなのか、対浦和で考えてきたのか知りませんが、この「ゴールキックをDFに入れさせない」というのは浦和対策として結構有効だと思うんですけど、どこもあまりやってこないんですよね。まあ、3点目はそのロングキックから必殺の山田さん頭逸らしによって生まれたわけですが。
 流れが淀まなかった結果として、ロングカウンタの応酬での走りっこの粗い展開に。確かに浦和はカウンタモードに回帰中ではあるんですが、この展開はFC東京の注文に応じた感が強い。だって疲れるし。疲れるの嫌いだし。それでも、相手に先制されたことでギアが入り、突如の狂い咲きを見せてる新戦力・平川の2アシストと、前述の山田さん頭逸らしからのポンテの泥棒ゴールで3点奪ったところまでは良かったんですけど。そこから、さっさと店仕舞いというわけにはいかず。絶好調だった坪井の負傷欠場でDFラインにスピードを欠いて無理が利かなかったこと、坪井の代役の堀之内が久々の先発+かなり狙われてガッツリ消耗してたこと(前半終了の笛鳴った時点でヒザに手をやってグッタリしてました)、そして3枚代えで勝負賭けてきてる相手に対して、相変わらずチームの消耗に気付かないのか、気付いててなんとかなると思ってるのか知りませんが、交代を渋って消耗するままにまかせるオジェック(最初の交代が87分とかもう)という三重苦に襲われてヨレヨレ。去年までならそれでも「まあ、大丈夫でしょ」と見てられたんですけど、今年は2点差追いつかれた第2節新潟戦という前例があるので。ただ、あの時、新潟が投入したのがマルシオ・リシャルデス田中亜土夢、河原というピチピチした選手だったのに対して、今回出てきたのは平山やら福西やら腐りかけだったので、そこまで鮮度差が生じなかったのが幸い。最後は闘莉王がルーカスとの空中殺法十番勝負の末に倒れ、レアキャラのネネが出現して場内が沸いた(そうでもない)ところで試合終了。お疲れさまでした。
 しかし、今年は本当に次から次へと都合のいいタイミングで現れる「新戦力」が助けてくれます。今月だけで、永井、平川、堀之内と。堀之内はちょっと意味合い違いますけど。次の「新戦力」は小野でしょうか。9月はワシントンで、相馬は11月とかか。

ごちそうさま。

 この暑さのせいで、うちのノートPCが熱暴走しまくり。いきなり電源が落ちて、書いてるもの吹っ飛んだりで心臓に悪いです。扇風機を直に当てるという荒業で対処してるのですが、何か良い対策ないでしょうか。

J1 第21節:浦和 4 - 1 甲府
得点者:'6 田中達也(浦和)、'39 永井雄一郎(浦和)、'42 鈴木啓太(浦和)、'46 石原克哉甲府)、'63 田中達也(浦和)


 ガンバとの決戦から中2日。やっぱり大味な試合ぶりでした。ただ、絶賛カウンタ回帰中の今の浦和にとって、甲府はなんともオイシイ相手。「甲府? ああ、カウンタ一本でいけるっしょ、とりあえずスペースに達也走らせとけばいいんじゃね」という。で、本当にそれだけで押し切るんですから。しかし、簡単に勝ち過ぎたというか、相手が勝手に勝たせてくれた感が強い試合でした。
 あまりこの日の浦和についてあれこれ書く気もしないので、たまにはその勝たせてくれた相手についてでも書きますか。この日の甲府、特に前半は、いつもの集散の速さを活かしたワラワラ湧いてくるような囲い込み守備も、執拗なまでのショートパス攻撃もない、ただの前掛かりで、スッカスカなチームに。中盤が前掛かりなだけでなく、SBも守備の意識も能力も低いものだから、守れるかどうかは秋本の体当たり頼みという恐ろしい状況になってました。博打にもほどがある。攻撃でもこれまでなら更に3,4本としつこくパスを繋いできそうなところで、常識的なタイミングでクロス上げてきたり、普通といえば普通なんだけど、このチームとしては微妙に淡白。疲れてるんでしょうか。もう一度、ネジを巻きなおして精神的な粘りを取り戻せれば、残留は十分可能だと思うので頑張ってください。このチーム、J2落ちると色々大変そうですから。
 えーと、次の相手はFC東京か。これはこれは。2年連続で監督の腹切りの介錯を頼んでると。そういうことだと考えてよろしいのでしょうか。ガンバ戦後で気が抜けてるところに甲府だったり、ある意味、流れがきてるのか。

都築:失点シーンは不意をつかれたとはいえ、ニアがら空けでボーッとしすぎ。
坪井:坪井がオーバーラップしてる姿というのは、なぜあんなに楽しいのでしょう。
阿部:あいかわらずひたすら真面目にピンチの芽をザクザク刈り取る姿には脱帽。能力の活かし方が渋すぎます。
闘莉王:早めに点が入ったこともあって、闘莉王にしてはやや自重気味。
鈴木:ひょっこり今季初ゴール。おめでとう。1点目もアシストしたし、涼しかったこともあって少し元気取り戻しましたか。これでまた水曜に九州で代表戦とか勘弁して欲しいんですけど。
長谷部:カウンタモードということで、空気読んで低めの位置取り。
山田:結局のところ、チームの出来=山田さんのやる気なんじゃないかという気がしてならない最近。
平川:相手の守備がアレだったとはいえ、エリア深くまで侵入しての2アシストと出色の出来。やっぱり位置取りのバランス、飛び出すタイミングが、明らかに去年より良くなってます。あと、左サイドは相馬に長谷部、阿部といささか絡み辛いキャラばかりで連携に難があったのが、平川がバランス考えることで落ち着いた感もあります。
ポンテ:意味不明な黄紙(笛の後でボール蹴った=遅延行為ってことでしょうけど)もらってリーチ。これは平川の好調と併せて、ひょっとして山田さんトップ下復帰への伏線なのか。
永井:ゴールはごっつぁんでしたが、ちゃんとPA内、それもニアに入ってのもの。いつもはPAの外で「我に献上するがいい」とばかりに待ってるだけですから。ゴール以外でも、下がりながらボール受けて、ピシッとサイド(というか山田はやる気ないので専ら左の平川)に捌く、似非ファンタジスタver.も見られたり、王子はご機嫌な御様子。あと、達也との間に、若干ではありますが、コンビネーションらしいものが見えるようになったのが驚き。長いこと一緒にやってる2人ですが、いつ見ても相性悪そうで冷戦状態だったんですが。
田中:立ち上がり6分で3本シュート打って1ゴール。そして味方の「とりあえず走らせとけ」という容赦ないパスに真面目に応えて走りまくり。エライものです。


岡野、内舘、小池:3点リードしようが、毎度、お馴染みの交代パターン。もちろん小池は後半40分過ぎてから。もういいですけど。そういえば細貝は?

2週目。

 はいはい、ボーナスタイム、ボーナスタイム。

J1 第20節:浦和 1 - 0 G大阪
得点者:'62 永井雄一郎(浦和)


 小野が腰痛発症ということで急遽FWで先発した永井。立ち上がりから、最近の出来そのままに、体張る気ゼロのお嬢さまぶりを披露して、当然のように役に立っていなかったわけです。しかし、そのあまりの役の立たなさゆえに、前半終了時にはボーナスチャンス到来を予感しました。期待はないけど予感はしたというか。それまで溜まった鬱憤をチャラにする、絶妙のタイミングで飛び出すのが永井のボーナスチャンスですから。そしてやっぱりシュート1本で全てをもっていきましたとさ。めでたしめでたし。
 この日は、↑に書いたように小野がメンバから外れたことで、達也・永井という懐かしさ漂う2トップ。左サイドが前節で低調だった相馬から好調だった平川に代わったこともあり、何というか「エメルソン出場停止中」といったような面子。巡りめぐった末に、出戻りでなんとなく回帰した3-5-2でしたが、どうせ回帰するならとことんやろうということですか。
 この本格的な3-5-2布陣(という言い方も変ですけど)のせいか、ここで負けたら勝ち点差7になるという状況に追い詰められて本能が発揮されたのか、戦い方もなんとなくではなく本格的に回帰。縦に速く、個が頑張って守る。勝負にキツい戦い方。山田さんとかも最近になくキツい顔つきしてました。このマジ顔がいつまで続くかは分かりませんが。なにせ暑いですから。で、永井のお約束の後は、どん引きで逃げ切るところまで回帰。ポンテに代えて内舘入れるタイミングなどもそれっぽかったです。まあ、オジェックのヘッポコ采配の中で、たまに「これは良いタイミングの交代」と感心すると、実はただの負傷交代だったというのがほとんどなので、これもポンテが痛んでやむをえずの交代だったのかもしれません。試合終了の瞬間、エンゲルスと抱き合って喜んでた姿見ると、枯れてたオジェックもちょっと潤い取り戻してきたのかなとも思いましたけど。
 この試合で、元の姿に戻ろうと思えばあっさり戻れる(しかも相変わらずガンバにも勝てたりする)ということが確認されたわけですけど、さてこの先どうなりますか。首位ガンバと勝ち点差1に詰めて。普通ならまた「なんとなく」に戻りそうなところなんですが。次節は、分かりやすく過剰な攻撃性を出してくる甲府相手ですし。というか、小野と相馬はどうしますかね。   

再開。


 こんにちは。3ヶ月ぶりですか。なんとなく色々なものをお休みしてました。後半戦も再開したことだし、更新も再開しようと思います。このタイミングで再開しなかったら永久に休んでそうですから。

J1第19節:浦和 1 - 1 柏
得点者:'60 田中マルクス闘莉王(浦和)、'69 古賀正紘(柏)

 しかしまあ、とんでもなく暑かった、そのせいだった、と思いたいですけど。なんとなく90分戦って、なんとなく引き分けてしまったという試合。更新お休みしてる間に、田中達也が復帰してきたことで、オジェックは浦和の原点も原点である3-5-2に回帰、そのまま固定してるわけですが。それが、この強烈な「なんとなく」感を生み出してるんでしょうか。勝手知ったる3-5-2ですから、「なんとなく」でもそう酷いことにはならない。でも、試合冒頭から爆発するような鮮度もないという。あと、選手たちはオジェックの存在に慣れてしまったというのもありそうです。私もそうですけど。当初はおっかない顔して、色々新システムも試してと緊張させられる存在だったんですが(その緊張により消耗して終盤息切れという試合もありました)。なんだよ結局3-5-2なのかよ、緊張して損したと。その結果、チームは良くも悪くも自然体に。サッカーにおいて自然体なんてほとんど悪い方にしか作用しない気もしますけど。山田さんとか。去年までだと、前半などはもっとダラダラやって、ハーフタイムにブッフバルトがガン切れ→後半に目覚めてプチ爆発→あとは守備固めて逃げ切り、というパターンがあったんですが。今は、前半からなんとなくでも戦えてしまえる分、自分たちでギアを上げるキッカケがないまま時間が過ぎていって、気付いた時には手遅れに。悪い試合ではなかったんだけどなあ、と首をひねりながらスタジアムを後にする、という。オジェックは、ハーフタイムの檄(そもそも悪いと思ってないので檄も飛ばしてなさそう)にしても、通り一遍の選手交代にしても、ギアを上げれる存在ではないですし。
 このままだと、まずは自然体でなんとなく押し切れるかどうか。次に、押し切れなかった場合にもう一段ギアが入るかどうかは、試合展開とか相手関係といった外的要因次第、というのが今年のパターンになっていきそうです。この前の広島戦では、先に失点したおかげでガツンとギアが入ったけど、今回の柏戦は先に得点してしまったことで一度もギアが入らないとか。そういう意味では、水曜のガンバ戦では首位相手という「相手関係」によってギアが入る可能性はあります。まあ、ガンバ相手に噛み合った記憶なんかないですけど。川崎とか鹿島の方がまし。
 しかし、「このまま」じゃよろしくないにしてもどうしたものですか。一度、回帰してしまっただけに、どうにも動きが取りづらい。ちょっと前まであれだけとっかえひっかえ試してたオプションなどどこ行ったんだという感じですけど。小野の左サイドとかもう誰も覚えてなさそうです。あれですか、こうなったらいよいよ山田さんをトップ下に戻して再び覚醒させるしかありませんか。で、どうせ回帰するなら、3-5-2でなく「マリッチ以降」の3-6-1で。3-6-1の良い所は、「なんとなく」では全然上手くいかない機能性の低さですから。

 以下、久しぶりに選手短評も。このまま3-5-2でなんとなく行くなら、選手短評だけ淡々と書いていくという形の更新になるかもしれません。

都築:最近はキックよりスローイングに磨きをかけてる様子。失点シーンは闘莉王とのコミュニケーション不足か。あれだけいつも怒鳴りあってるのにまだコミュニケーション足りませんか。
坪井:前半、無気力な山田さんのおかげでちょいちょい劣勢に立たされるも踏ん張る。調子キープ。
闘莉王:雑なパスも目立ちましたが、積極的に前に出て組み立てに関与。お疲れ気味な啓太を気遣って、かどうかは知りません。ゴール決めたけど、失点にも絡んでチャラ。
阿部:あまり印象に残らないプレイぶり。「なんとなく」やらせると真っ先に埋没していく性格なので注意。
山田:前半の自分の背後をカバーする気ゼロな守備はちょっと酷かったですが、この暑さを考えれば山田さんにしてはまだマシな出来。しかし、最近はすっかり前半は左の相馬に任せっぱなしで自分は都築のロングキックを競るだけ、後半からおもむろに重役出勤というパターンが出来上がりつつありますけど、放っておいていいんでしょうか。
相馬:前の試合で足痛めた影響もあったのか動く悪く、いつものような過剰なまでの縦への積極性も見られず、後半早々にあっさり交代。
鈴木:精神的な波がなく、出来不出来は純粋にコンディションによって左右されるタイプなのですが、この出来からするとさすがにだいぶ疲れてるようです。
長谷部:悪くはないけど、最後のところが噛み合わない。あのコースを狙い澄ましてはいるんだけど、カーブが全くかからず上に抜けていくミドルシュートはそろそろ見飽きました。
小野:小野もシュート決まらんねえ。小野の場合、たまに「小野のおかげで勝てた」という試合があるけど、それ以外の時は可も不可もなく、というリズムですので、チームの中心からズレたところに置いておく方が良いと思うんですけど、3-5-2だと置き場所が難しい。この1年半、ずーっと難しいと言い続けてる気がしますけど。小野とポンテは逆の方がまだいい気はします。
ポンテ:だいぶ窮屈そうでしたが、それでもちょいちょいヌルヌル抜けてくるのだから調子は悪くない。周りとうまく絡めればというところですが。
田中:ワシントンがいなくなって、色々背負い過ぎてる印象。達也が戻ってきたことでキャラの近い相馬、長谷部もやりやすくなってきたと思ってただけに、ズルズル調子落とさないか心配。


平川:怪我から戻ってきてから、飛び出すタイミングが妙に良くなって、縦に抜け出せるようになってます。縦にいければ、苦手な左足クロスでもDFにぶち当ててCK取ることもできるというもの。なかなか良かったんじゃないでしょうか。
永井:ルーズボール追うのを一瞬諦めかけてから、周りの不穏な空気に気付いて「ヤベッ」と慌てて追いかけたのが見せ場。そろそろ今年2度目のボーナスチャンス来そうな時期という気もしないではないんですが。次のガンバ戦ということはないにしろ。今思うと、永井と小野が揃って好調だった開幕当初というのは奇跡的な時間だったのではないかという気がします。

焦点。

  • どうにも読みたいものが書けないので更新さぼってました。

J1第10節
大宮 1 - 1 浦和
得点者:'38 小林慶行(大宮)、'73 ワシントン(浦和)

  • 前半終わった時にはちょっとゾッとしました、このチーム壊れかけてるんじゃないかと。
  • 後半はもう力ずくという感じで討って出て、それにビビッた大宮の腰が引けたので押し込んでましたが。
  • あの力ずくの感じは昨年までもよくありましたが、追い詰められて地が出たんでしょう。
  • 大宮に前半で1点リードされたくらいで追い詰められるというのはどうかと。
  • 「自分たちのサッカーをすれば大丈夫」と思おうにも、「自分たちのサッカー」がどんなのか分かってないからすぐ追い詰められるんでしょうけど。
  • いい加減、オジェックは余計なことするな。
  • リーグの3分の1も終わろうかというのに、いまだにこのチームが「分からない」ままなのは、オジェックが、せっかくピントが合ってきたかと思ってもすぐ手元をチョコチョコイジるから、だからいつまでたってもピンボケで絵が見えてこないんです。
  • この試合でいえば前節と同じ面子、相手も同じ1トップなのに、なぜか4バック(4-3-1-2)をあっさり捨てて(まあ、コダワリなどないとは知ってましたが)3バック(3-5-2)に戻して。
  • 鹿島戦、千葉戦とボランチが軌道に乗ってきたように見えた阿部を、今度は左WBにタライ回ししてまた後退させて。
  • そうかと思えば、山田さんは一貫して右サイド固定でとことんやる気を失くさせ(そのくせ交代させない)。
    • この停滞した両サイド+疲労困憊の長谷部と中盤3人が死んでいたことで、DFラインから前に運べず、苦し紛れの縦パスをドカーンと蹴ってはワシントン、永井がろくに競らずにボール失う、という繰り返しがこの試合の前半でした。
  • 2トップで永井使い続けるのもいい加減諦めろと。
  • で、ピンボケといえば選手交代、この日も最後の追い込みをかけるべき時に打った手は阿部→細貝だけとか(単なる負傷交代)。
  • もうどうしたいんだという。
  • 第10節までで採用した布陣を振り返ると。
    • 3-5-2(開幕当初、小野を左WBに置いてポゼッション志向)
    • 4-2-3-1(シドニー戦途中から、ネネ負傷、長谷部が復帰して啓太とダブルボランチ
    • 4-4-2ダイヤ(シドニーから帰っての大分戦にて、4バックは継続なのになぜか上手くいった4-2-3-1は捨てる、実質ボックス型)
    • 4-4-2ボックス(この頃には永井のボーナスタイム終了、時間帯というか永井のやる気によって4-2-3-1に見えたり)
    • 3-6-1(鹿島戦で試合開始時点で選手が勝手に変更、堀之内がレギュラ奪取、ワシントン謹慎中で1トップになった永井は少し容態持ち直す)
    • 4-3-1-2(鹿島戦でやるはずだったらしい4バック+3ボランチ、千葉の水野対策か坪井が左SBに、小野ベンチ)
    • 3-5-2(フリダシに戻る、その結果「オジェックスタイルをこなそう」という負荷が外れてバラバラに)
  • とまあ、何の実験か知りませんが。
  • ここまでコロコロ布陣変えて、それでいて面子は固定なので選手の役割もコロコロ、交代はろくにしない。
  • 今のチームに漂う消耗感は過密日程のせいばかりではないです。
    • 中盤の中で役割が固まってる啓太だけが調子を維持してるのも偶然ではないと思う。
  • フワッと気が抜けたような失点のしかたの緩さ、当然取れそうな「あと1点」が取れない鈍さというのも、ピンボケで力が集約されないからという気がしてしょうがない。
  • とにかく、とりあえずでも「基本布陣」を決めてください。
  • 4-5-1か、3-6-1かなあ。
  • とにかく1トップで、というか永井を2トップで使わなければ何でもいいですから。

柏戦メモ。

  • あいかわらずどうにも気力に乏しいし、時機も逸した感あるので、メモ書きのみで失礼。

J第6節:浦和2−0柏
得点:'26 ワシントン(浦和)、'38 小野伸二(浦和)

  • 前半見せた「容赦ないポゼッション」とでも言うような、相手を粉砕しにかかる戦いぶり。
    • それまではフラフラしてたのが、首位チーム相手にすると急に目の色変えて潰しにかかるというのは昨年(横浜戦)と同じ。
    • 何とも力の出しどころを弁えてることですけど、力を出そうと思って出せる形でもあったと。
    • やはり4−2−3−1が正解なのか。
  • シドニー戦に続き、4−2−3−1で躍動する長谷部誠
    • あまりにも調子よく躍動しすぎて、45分でスッカラカンになるのは仕様。
    • 躍動の理由は、左OH小野伸二とのナナメな関係か。
    • 昨年の3−6−1での硬直した縦関係、今年の3−5−2、4−4−2ダイヤでの歪んだ横関係と比較すると、ナナメは健全さを保ちやすいようにも思える。
  • 終盤、平川を右SBに入れて、山田が一列上がって念願のトップ下に。
    • そして、がぜんやる気出す山田さん、SBの時とは覇気が違う。
    • 永井が「いつもの永井」に戻り、小野に疲れが見えてきてる現状では、山田を「3」のところで使うのはかなり有力。
    • どうしてもと言うのなら、先発の永井が一発芸を出し終わるまで待って、そこでシフトするというのでも可。
    • どうしても、っていうほどのことはないと思うけど。
  • 前後半の落差の理由。
    • 中盤仕切っていた長谷部のスタミナ切れ、2点リードによる出力調整もあるけど、それだけでもない。
    • 前半は4−2−3−1同士で噛み合ってたのが、後半からドゥンビア、谷澤を入れて前の圧力強めた柏に対して対応が後手に。
    • ドゥンビアに闘莉王が引っ張りだされる→その穴埋めに山田、阿部が気を遣ってサイドが手薄に→手薄なサイドの対応に中盤が気を遣う→中盤が薄くなってボール持てなくなる、という循環。
    • 前半、1トップの相手に対しては闘莉王が(昨年のように)余れる形で完封してたことから、相手が2トップなら3バック、1or3トップなら4バックときっちり使い分ける方が安定はしそう(守備だけでなくビルドアップの点でも)。
    • オジェックも4バックにコダワリがあるとは思えないし。
    • そもそも、使い分けの為の阿部のSB起用なんでは。
    • 別に安定など志向していないというなら、とやかく言うことではないけど。

lazy rain.

ACL予選第3節:浦和 1-0 上海
得点:42'阿部勇樹(浦和)

  • ちょっとグッタリしてますが、明日に延ばすと「逆転裁判4」やるのに忙しくなってそうなので、さっさと更新。
  • これといって書きたいこともないですし。
  • まあ、上海はヘボかった。
  • パスは3本以上繋がらないし、守備はただ引いてるだけでプレスも何もないし。
  • チーム合併でゴタゴタしてるのか、いきなり連敗してもうACLは捨ててるのか知りませんが、あんまりやる気がないのでビックリしました。
  • そうなると、こちらとしても必要最小限の力だけ出してさらっと勝ち点3だけいただくということに。
  • うーん、ACLはチームに活入るような試合でないと困るんですけど。
  • 余計にゴムが伸びてしまったような。
  • 試合内容については振り返る気しないので、気になった選手について。
  • 坪井。
  • どうしたんでしょう、ヤバイです。
  • 今年に入ってずっとイマイチではあったんですが、この試合では坪井のところにボールいくたびにスタンドがザワザワするほどになってました。
  • とにかく距離感が狂っちゃってます、ボールに対しても敵FWに対しても味方に対しても、全部。
  • 「敵FW」と「味方」については慣れない4バックに変わったからという言い訳もできますが。
  • 「ボール」についてはねえ、とにかく3回に1回はカブるものですから、もうおっかないこと。
  • 心配です。
  • 阿部。
  • 得意の強ヘッド炸裂で決勝点。
  • チーム内での存在感としては、グレードアップした堀之内というくらいのところまで確立して来ました。
  • しかし利き足と逆のサイドに置いてる利点を感じられないので、山田と左右チェンジしたらどうかと思います。
  • 山田左サイド論は、確か3年前くらいにも書いた気がしますが。
  • 無回転ミドルという武器身に付け、クロスは気が抜けたようなのが多いままな今の山田さんなら、なお右より左なんではないかと。
  • SBでなく、4−2−3−1の左OHでもいいんですけど。
  • 前線は1人死人が出たので空席できそうですし。
  • ポンテ。
  • 敵にも味方にも自分にもイライラ、ついにはワシントンに対してまで、地面蹴っ飛ばしてガンギレ。
  • 相手が本当にただ引いてるだけだったもので、相手DFが前にアタックしてくるところをスカして裏を取るという得意技が使えなかったのが冴えを失わせましたか。
  • せっかく、このところ好調だったのにリズム崩さなければいいですけど。
  • 故・永井先生
  • サバかイワシかというその圧倒的なアシの早さをこの試合でも見せてくれましたが。
  • この日はついに後半20分過ぎという、オジェックにしては早いタイミングで見切られて交代。
  • スタジアムにいた人間の大半は前半20分で見切ってたと思いますけど。
  • 同じポジションで使い続けると使うだけヘタッていく、かと言って全く使わないとフテる永井、この後連戦続く中でどうしたもんでしょう。
  • ところでそろそろ腰か何か痛くなって一時離脱とかしないんですかね、今年は。
  • 岡野。
  • チームが重い中で、岡野の相変わらずな明快さというのは一服の清涼剤です。
  • あくまで「一服」なのではありますけど、ありがたいことです。