2週目。

 はいはい、ボーナスタイム、ボーナスタイム。

J1 第20節:浦和 1 - 0 G大阪
得点者:'62 永井雄一郎(浦和)


 小野が腰痛発症ということで急遽FWで先発した永井。立ち上がりから、最近の出来そのままに、体張る気ゼロのお嬢さまぶりを披露して、当然のように役に立っていなかったわけです。しかし、そのあまりの役の立たなさゆえに、前半終了時にはボーナスチャンス到来を予感しました。期待はないけど予感はしたというか。それまで溜まった鬱憤をチャラにする、絶妙のタイミングで飛び出すのが永井のボーナスチャンスですから。そしてやっぱりシュート1本で全てをもっていきましたとさ。めでたしめでたし。
 この日は、↑に書いたように小野がメンバから外れたことで、達也・永井という懐かしさ漂う2トップ。左サイドが前節で低調だった相馬から好調だった平川に代わったこともあり、何というか「エメルソン出場停止中」といったような面子。巡りめぐった末に、出戻りでなんとなく回帰した3-5-2でしたが、どうせ回帰するならとことんやろうということですか。
 この本格的な3-5-2布陣(という言い方も変ですけど)のせいか、ここで負けたら勝ち点差7になるという状況に追い詰められて本能が発揮されたのか、戦い方もなんとなくではなく本格的に回帰。縦に速く、個が頑張って守る。勝負にキツい戦い方。山田さんとかも最近になくキツい顔つきしてました。このマジ顔がいつまで続くかは分かりませんが。なにせ暑いですから。で、永井のお約束の後は、どん引きで逃げ切るところまで回帰。ポンテに代えて内舘入れるタイミングなどもそれっぽかったです。まあ、オジェックのヘッポコ采配の中で、たまに「これは良いタイミングの交代」と感心すると、実はただの負傷交代だったというのがほとんどなので、これもポンテが痛んでやむをえずの交代だったのかもしれません。試合終了の瞬間、エンゲルスと抱き合って喜んでた姿見ると、枯れてたオジェックもちょっと潤い取り戻してきたのかなとも思いましたけど。
 この試合で、元の姿に戻ろうと思えばあっさり戻れる(しかも相変わらずガンバにも勝てたりする)ということが確認されたわけですけど、さてこの先どうなりますか。首位ガンバと勝ち点差1に詰めて。普通ならまた「なんとなく」に戻りそうなところなんですが。次節は、分かりやすく過剰な攻撃性を出してくる甲府相手ですし。というか、小野と相馬はどうしますかね。