残暑。

 あいかわらず暑いことです。

J1 第22節:浦和 3 - 2 F東京
得点者:'32 赤嶺真吾(F東京)、'36 田中達也(浦和)、'39 堀之内聖(浦和)、'60 ポンテ(浦和)、'69 今野泰幸(F東京)


 あのヘロヘロだった柏戦から3試合。気付くと2位に勝ち点4差の首位に立ってるという不思議。中身は大して変わってないんですけど。
 FC東京は、最前線からの人数かけたプレス・CBがちょっと微妙という点では前節の甲府と同じ、攻撃が手数をかけないカウンタ志向というのが違い。ただ、こちらのゴールキックの際にもDFにボール入れさせないようきっちりプレッシャかけてきたのがやや誤算。都築がロングキックを蹴らされたことで、流れを淀ませることができず、せわしなくなってしまいました。いつもやってることなのか、対浦和で考えてきたのか知りませんが、この「ゴールキックをDFに入れさせない」というのは浦和対策として結構有効だと思うんですけど、どこもあまりやってこないんですよね。まあ、3点目はそのロングキックから必殺の山田さん頭逸らしによって生まれたわけですが。
 流れが淀まなかった結果として、ロングカウンタの応酬での走りっこの粗い展開に。確かに浦和はカウンタモードに回帰中ではあるんですが、この展開はFC東京の注文に応じた感が強い。だって疲れるし。疲れるの嫌いだし。それでも、相手に先制されたことでギアが入り、突如の狂い咲きを見せてる新戦力・平川の2アシストと、前述の山田さん頭逸らしからのポンテの泥棒ゴールで3点奪ったところまでは良かったんですけど。そこから、さっさと店仕舞いというわけにはいかず。絶好調だった坪井の負傷欠場でDFラインにスピードを欠いて無理が利かなかったこと、坪井の代役の堀之内が久々の先発+かなり狙われてガッツリ消耗してたこと(前半終了の笛鳴った時点でヒザに手をやってグッタリしてました)、そして3枚代えで勝負賭けてきてる相手に対して、相変わらずチームの消耗に気付かないのか、気付いててなんとかなると思ってるのか知りませんが、交代を渋って消耗するままにまかせるオジェック(最初の交代が87分とかもう)という三重苦に襲われてヨレヨレ。去年までならそれでも「まあ、大丈夫でしょ」と見てられたんですけど、今年は2点差追いつかれた第2節新潟戦という前例があるので。ただ、あの時、新潟が投入したのがマルシオ・リシャルデス田中亜土夢、河原というピチピチした選手だったのに対して、今回出てきたのは平山やら福西やら腐りかけだったので、そこまで鮮度差が生じなかったのが幸い。最後は闘莉王がルーカスとの空中殺法十番勝負の末に倒れ、レアキャラのネネが出現して場内が沸いた(そうでもない)ところで試合終了。お疲れさまでした。
 しかし、今年は本当に次から次へと都合のいいタイミングで現れる「新戦力」が助けてくれます。今月だけで、永井、平川、堀之内と。堀之内はちょっと意味合い違いますけど。次の「新戦力」は小野でしょうか。9月はワシントンで、相馬は11月とかか。