ごちそうさま。

 この暑さのせいで、うちのノートPCが熱暴走しまくり。いきなり電源が落ちて、書いてるもの吹っ飛んだりで心臓に悪いです。扇風機を直に当てるという荒業で対処してるのですが、何か良い対策ないでしょうか。

J1 第21節:浦和 4 - 1 甲府
得点者:'6 田中達也(浦和)、'39 永井雄一郎(浦和)、'42 鈴木啓太(浦和)、'46 石原克哉甲府)、'63 田中達也(浦和)


 ガンバとの決戦から中2日。やっぱり大味な試合ぶりでした。ただ、絶賛カウンタ回帰中の今の浦和にとって、甲府はなんともオイシイ相手。「甲府? ああ、カウンタ一本でいけるっしょ、とりあえずスペースに達也走らせとけばいいんじゃね」という。で、本当にそれだけで押し切るんですから。しかし、簡単に勝ち過ぎたというか、相手が勝手に勝たせてくれた感が強い試合でした。
 あまりこの日の浦和についてあれこれ書く気もしないので、たまにはその勝たせてくれた相手についてでも書きますか。この日の甲府、特に前半は、いつもの集散の速さを活かしたワラワラ湧いてくるような囲い込み守備も、執拗なまでのショートパス攻撃もない、ただの前掛かりで、スッカスカなチームに。中盤が前掛かりなだけでなく、SBも守備の意識も能力も低いものだから、守れるかどうかは秋本の体当たり頼みという恐ろしい状況になってました。博打にもほどがある。攻撃でもこれまでなら更に3,4本としつこくパスを繋いできそうなところで、常識的なタイミングでクロス上げてきたり、普通といえば普通なんだけど、このチームとしては微妙に淡白。疲れてるんでしょうか。もう一度、ネジを巻きなおして精神的な粘りを取り戻せれば、残留は十分可能だと思うので頑張ってください。このチーム、J2落ちると色々大変そうですから。
 えーと、次の相手はFC東京か。これはこれは。2年連続で監督の腹切りの介錯を頼んでると。そういうことだと考えてよろしいのでしょうか。ガンバ戦後で気が抜けてるところに甲府だったり、ある意味、流れがきてるのか。

都築:失点シーンは不意をつかれたとはいえ、ニアがら空けでボーッとしすぎ。
坪井:坪井がオーバーラップしてる姿というのは、なぜあんなに楽しいのでしょう。
阿部:あいかわらずひたすら真面目にピンチの芽をザクザク刈り取る姿には脱帽。能力の活かし方が渋すぎます。
闘莉王:早めに点が入ったこともあって、闘莉王にしてはやや自重気味。
鈴木:ひょっこり今季初ゴール。おめでとう。1点目もアシストしたし、涼しかったこともあって少し元気取り戻しましたか。これでまた水曜に九州で代表戦とか勘弁して欲しいんですけど。
長谷部:カウンタモードということで、空気読んで低めの位置取り。
山田:結局のところ、チームの出来=山田さんのやる気なんじゃないかという気がしてならない最近。
平川:相手の守備がアレだったとはいえ、エリア深くまで侵入しての2アシストと出色の出来。やっぱり位置取りのバランス、飛び出すタイミングが、明らかに去年より良くなってます。あと、左サイドは相馬に長谷部、阿部といささか絡み辛いキャラばかりで連携に難があったのが、平川がバランス考えることで落ち着いた感もあります。
ポンテ:意味不明な黄紙(笛の後でボール蹴った=遅延行為ってことでしょうけど)もらってリーチ。これは平川の好調と併せて、ひょっとして山田さんトップ下復帰への伏線なのか。
永井:ゴールはごっつぁんでしたが、ちゃんとPA内、それもニアに入ってのもの。いつもはPAの外で「我に献上するがいい」とばかりに待ってるだけですから。ゴール以外でも、下がりながらボール受けて、ピシッとサイド(というか山田はやる気ないので専ら左の平川)に捌く、似非ファンタジスタver.も見られたり、王子はご機嫌な御様子。あと、達也との間に、若干ではありますが、コンビネーションらしいものが見えるようになったのが驚き。長いこと一緒にやってる2人ですが、いつ見ても相性悪そうで冷戦状態だったんですが。
田中:立ち上がり6分で3本シュート打って1ゴール。そして味方の「とりあえず走らせとけ」という容赦ないパスに真面目に応えて走りまくり。エライものです。


岡野、内舘、小池:3点リードしようが、毎度、お馴染みの交代パターン。もちろん小池は後半40分過ぎてから。もういいですけど。そういえば細貝は?