あけましておめでとうございます。

 三が日も終わってしまいましたが。今年もよろしくお願いします。

 元旦の天皇杯決勝については、そんなに言うことはないです。最近の天皇杯では珍しく、リーグで上位を争ったチーム同士の対戦となった決勝でしたが。それゆえにお互い磨耗がかなりキていて、ズルズルになってしまってました。磨耗がケガという目に見える形で現れ、頼みの鈴木までもがヘロヘロでチームとしての形をなさないところまで落ちてた浦和と。ほぼいつも通りのベストメンバが組めたものの、「いつも通り」の形ゆえに目に見えない磨耗による「いつも」との違いに徐々に苛まれていったガンバと。結果、内容、質では「いつも」の形をもつガンバが圧倒しながら、鮮度のある非レギュラが多かった分、集中力が切れない浦和が耐えに耐えるという展開。すると、徐々に不穏な空気が漂い出し、待ってましたと例のサッカー的不条理劇の幕が上がって、ワンチャンスで浦和に決勝ゴール生まれるという。今季の浦和にはあまりなかった、勝利の女神頼みの勝ち方でした。ワンチャンスで先制した後、空気を澱ませてなんとなく逃げ切るというのはよくあったんですが。

 ともかく。これでギド・ブッフバルトとの3年間もおしまい。色々ありましたが、幸せな巡り合いでした。そのうちこの3年をゆっくり振り返ったりもしたいですけど、とりあえず Auf wiedersehn!