名古屋戦選手短評。

 もう明日は甲府戦ですが、折角、開幕から続けてるので名古屋戦の分の短評をざっと。しかし、ああいう試合の後だと、これまでのいささか退屈でも結果を出すサッカーがやたら素晴らしいものに感じられます。
 そういえば、昨日のU-21韓国戦に細貝が右SBで途中出場して。出足鋭いインタセプトから、あれよあれよという感じでゴール前まで持ち上がってドカーンと打ち上げるなど、まずまずいいとこ見せてました。先週のアウェイの時の、4-1-4-1の1アンカーなどよりよっぽど良かった。細貝の持ち味は、瞬間的なアグレッシヴさとかフライングヒップアタックの飛距離とかにあるわけですから。スペースを埋めるとかバランス感覚とか、そういう知的なことを求めるような使い方してはいけません。

山岸5:失点場面はノーチャンス、それ以外ではこれといったピンチなしという、GKとしてはアピールしようのない試合。フィードはいつもよりいくらか良かった気がするけど、ただの気のせいかもしれない。
内舘5:失点シーンでヨンセンのマークについてたのでクローズアップされてますが、内舘にあれ以上のディフェンスは望めないでしょう。ましてやこの日は一応SBだったわけですし。
ネネ5:内舘よりむしろ、本来マーカーのネネがつけてなかった方が問題な気が。あと、攻撃面でもネネが中に入ったことで、いつものようなネネがスルスルボールを持ち上がっての左サイドからのビルドアップがなくなってしまったのが地味に響いたかも。
闘莉王5.5:4バックということで、いつものような真ん中で片っ端からクロス跳ね返すような存在感はなかったものの、まあ無難な出来。
平川5:SBとしては攻撃面での貢献が乏しかったですが、第3のCBとしては守備はいつになく粘っこくできてた。ですので、「3トップ対策の4バック」という意味では一応成果は上げたということになるんでしょう。
鈴木5:やりなれない4バックの前で安定重視の舵取り。
長谷部5.5:こちらも前半は位置取り後ろ目で攻撃に絡むこと少なかったですが、後半になるとだいぶ前に出張ってきてました。
三都主3.5:代表で良いとこ見せてる左SHでの起用だったので期待したんですが、疲労感伝わってくるプレイぶりで攻撃に絡めず存在感希薄。それでも得意の帳尻合わせで、一発クロス決めてチャラにするかと思ったんですが。
山田5:前半は慣れない4バックの右SH、守備はともかく攻撃になかなか出て行けず。真ん中寄りに移ってからはがぜん攻撃回り出すも、再三決定機を外す。そのせいで「今日は山田の日じゃない」とブッフバルトに思われたか、交代させられてしましました。
ポンテ5.5:前半、ムシのよい戦い方の中でもチャンス作れたのは、ポンテの華麗ではないけど粘っこいキープによるところ大きい。調子は戻ってると見てよさそうで、残り3試合、得点も期待。
ワシントン3:このところ「ワシントンなら」というシュートをなかなか決め
きれないのが目立ってましたが、この前の試合では「ワシントンでなくても」というのまで外してしまってました。痛かった。まあ、今まで「ワシントンのおかげで」勝った試合いくつもあるわけですから、たまにはしょうがないです。試合後の表情見るとかなり責任感じてるようで、それが悪いほうに働かなければいいですけど。


小野4:71分、山田と交代。弾切れの山田に代わって一発を期待されての投入でしたが、一回もトリガひくことなく試合終了。長谷部が前がかりに来てたので、後ろでボール散らそうという感じだったのかもしれませんが、もうちょっと2人でうまいことできませんか。開幕の時からずっと言ってますが。
田中-:84分、ポンテと交代。パワープレイに入ろうとしてるところで、入れてもねえ。