J第26節:浦和2-0千葉@埼スタ。

得点者:'16 ワシントン(浦和)、'58 田中マルクス闘莉王(浦和)

 山田あたりが「審判と上手くやっていくための108の方法」とか本出したら売れるんじゃないかと思います。選手以上に上手くやってるのは浦和のゴール裏の人だと思いますけど。
 前節京都戦の試合評のコメント欄で「次ワシントン戻ってきたらどうするんだろ、山田は外せないけど、小野もポンテもベンチというのはもったいない」と心配してたら、あっさり田中達也を先発から外したブッフバルト。前3枚は復帰したワシントン、上り調子のポンテ、やる気持続中の山田。DFラインは、強行出場の闘莉王、超久々先発のネネ、堀之内。
 試合の方は、ワシントンが早々に結城をPK&赤紙で血祭りに挙げた時点でほぼ終了。数的優位に立った後は、とりあえず前半はドン引きで張り切って凌ごうとする千葉に対して、「ふーん、まあ頑張ってくださいプ」とマイペースな浦和。ここで調子に乗ってトドメを刺そうとか色気出さずに、優位に立ったまま時間を流すことに徹して、真綿でじわじわと締めてイヒヒと喜ぶという。あいかわらず人でなしの激辛流です。こういう陰険な戦い方だと小野などの出番が限られるのも仕方ないですか。まあ、次はポンテ出場停止なのですけど。
 後半、一仕事終えた闘莉王を下げて露骨に試合を締めにかかると、攻撃的選手を入れた千葉に押し込まれる時間もありましたが。最後にもう一度押し返せたのは、前半から省エネ心掛けておいたおかげ。ここは一度押し込まれると最後までやられっぱなしだった夏場とは違うところ。田中をスーパーサブ役で使えた効果もありました。本当は、あそこでもう1点叩きこんで相手を絶望させて帰しておくとなお良かったんですけど。
 リーグ終盤に向けて、ネネが一応使える目処が立ったことも含め、調子を落としてた選手の多くが復調してきたのは好材料。この日は途中出場だった田中も、久しぶりに積極的にシュート狙う姿勢見えました。まあ、入りはしないんですけど。シュート撃ててればそのうち入ります。山田が今の調子をキープしてくれれば、田中を切り札としてベンチに置くという魅力的な選択肢も出てきます。そもそもスーパーサブとして名を馳せた選手ですし。不安材料は、坪井だけならともかく、闘莉王までいなくなると守備はやっぱり危ないというのがバレてしまったこと。内舘が思いのほか思いのほかで。あと、ベンチ外だった永井が不貞腐れてそうなのも不安です。


山岸6
ネネ5.5
闘莉王6.5
堀之内5.5
鈴木6
長谷部6
平川5.5
三都主6.5
山田7
ポンテ6
ワシントン5.5


田中6
内舘4
小野-


MOM:山田暢久