J第21節:浦和1-2大分@BS。

得点者:'9 高松大樹(大分)、'59 高橋大輔(大分)、'76 ワシントン(浦和)

 残暑におみまいされる4連戦、ラストは今一番戦りたくない相手、場所。そしてまんまと捕まりました。
 つい1ヶ月ほど前の、駒場での大苦戦の記憶も新しい大分。その時は、前半寝たふりして布団に包まってる相手を浦和が攻めあぐねてるうちに消耗、後半になると勝負を賭けてきた大分に一方的に押し込まれるという展開。で、今日の試合。そっちが寝たふりするなら無理することないと、浦和も前半寝ようとしたのですが。この日は試合立ち上がりから思いっきりお目覚めの大分。おかげで一方的にボコボコにされるという。なんかシャムスカを相手にすると、毎回こちらがすごい頭が悪い人たちみたいな気にさせられます。監督としてのパラメータが「モチベータ」の部分だけ偏って高くてそれ以外はしょぼしょぼというブッフバルトにとって、試合の流れをコントロールする術に長けたシャムスカというのは相性最悪ということでしょうか。
 後半は、ハーフタイムのブッフバルトのパーティアタックで目を覚ました浦和が前に出ようとするも、肝心の2トップにキレがなくてボールが収まらず、効率よくカウンタ繰り出す大分にチクチク刺されるばかり。2失点目を喫し、「鈴木啓太を外してFW増やしてのパワープレイ」というパンドラの箱ブッフバルトを開けたところでほぼ勝負あり。その後、1点差に追い上げるワシントンのゴールや、大分の方のトゥーリオの退場などで、偽りの希望を見せられたりはしましたが。やれやれ。

山岸5:再三のカウンタを浴びて、2失点は上等なくらい。山岸の好セーブというより大分が勝手に外してくれたという感じではありましたが。
坪井5:最後の方は坪井の1バックになってました。
闘莉王5:で、こちらはその頃もちろん最前線でパワープレイ要員となってたわけですが、効果的な落としはできず。
堀之内4:サックリと梅崎?に抜かれてペナルティエリア内への侵入を許し、失点に繋がる。最近、あのゾーンでの1対1の守りで粘れないことが多い気がします(平川が抜かれた分と混同してるかもしれないですけど)。
鈴木4.5:長谷部ともども梅崎を捉まえきれず、エジ&トゥーリオにも力負けしてボール奪えず。このところ大分に分が悪いのは、ボランチ対決での劣勢というのは少なからずあると思います。
長谷部5:上述のように守備はいまいちでしたが、攻撃面ではドリブル突破で打開しようという意思見せる。それですとも。
三都主4.5:前半だけで交代。ボールに絡む回数少なく、存在感薄かったことは確かですが、2トップが不振だっただけに一発ある三都主は残しておいた方が良かったかも。
平川4:だから内に切り込んで何がしたいのかと。
小野4:小野はボランチの位置まで下がってボール触りつつ機を見てゴール前まで飛び出す、長谷部は小野の上下動で空いたスペースでボール受けてドリブルで突っかける、という2人の関係性の枠組みは悪くなかったです。枠は。ただ、下がってきた小野が本当にボール触るだけ、落とすだけで、前どころか横方向への捌きすらほとんど出来てなかったので、中身はスカスカ。
田中4:この日は、なぜかサイドではなく中盤に下がってボール受けようとするのが目立ちましたが、そのポストプレイの精度がえらく低くて全く基点になれず。謎。
ワシントン4:動けず、ボール足につかず、決定機外すと、1ゴール決めたとはいえブレーキといっていい出来。


相馬4:HT、三都主と交代。またまたまた空回り気味。サイドに張ってて欲しい場面でも、ゴールへの意欲まんまんに中央に入ってきちゃってたり。
永井4:72分、鈴木と交代。久しぶりにトップ下ということで、最近のドリブル王子モードでなく、へっぽこファンタジスタモードでいこうとしてたみたいですが、残念ながらそんなへっぽこに居場所があるような局面ではありませんでした。
岡野5.5:78分、平川と交代。右サイドに張ってえぐってクロス上げてと、いつもの仕事をいつも通り。少ない時間でもきっちり仕事してみせる姿は相馬も見習ってください。まあ、自陣右辺からセンターサークルに向かってドリブルしていって、相手に囲まれてあわててGKにバックパスとか謎の行動もありましたが。


MOM:なし