J第20節:浦和-C大阪の選手短評。

 ポンテは練習中に足の痛みが出たとかで、明日の大分戦も無理とのこと。うーん、中断中にいろいろ考えるためにも一度見ておきたかったのですが。

山岸7:あいかわらず至近距離のシュートへの抜群の強さを見せてバッシバシ止める。あいかわらずキックはアレなことを差し引いても素晴らしい充実ぶり。
坪井6:坪井がキャプテンマークを巻く姿もいよいよ板についてきましたが、そこのところどうなのか現キャプテン。
闘莉王5.5:父莉王に「後半は足が止まってしまったな、もっとやれたんじゃないか」と言われたそうです。
堀之内6.5:ゼロックス杯以来?の久しぶりの得点は、得意のヘディングではありませんでしたが、「なぜそこに堀之内が!?」という、持ち味の存在感の薄さを活かしたひょっこりゴール。守備面も復調気配。
鈴木5.5:前半からこぼれ球を拾いまくるも、後半チームを襲ったゾンビ化の波には抗えなかったか、失点シーンは名波に詰め切れず。
長谷部6:アシストもマークしましたし、クロスに対して小野と2人でゴール前に飛び込むなど、最近になく前への姿勢が見られて、どうやら回復傾向。まだ予断を許しませんが。
平川5:悪い出来ではなかったですが、内ではなく縦への勝負をもっと。
三都主6.5:小野との絶妙ワンツーからのアシスト含め、左に流れがちの達也と2人でサイドをグリグリと蹂躙。そして終盤には内舘とのへっぽこワンツーからコーナーで時間稼ぎ。
小野6:腰だか背中だか痛いという話でしたが強行出場。ちょっと前までのお客さん扱いの頃なら無理せず休ませたはずで、これはブッフバルトも小野のことを「欠かせない戦力」とみなすようになったのだと思う。「欠かせない」となると容赦なく使いますから。この日は再三のシュート機を気前良く外してくれてましたが、チャンスに絡む回数が増えたのは良いこと。
永井6:ゴールはおいしかったですが、最後のGKとの1対1、ループ決めようとして足にボール乗っかり過ぎてとんでもない外し方したのは、エレガントな永井王子らしからぬダサさ。90分出たの久しぶりだったので、足にきてたんでしょう。
田中7:数字上はゴールこそありませんが、2点とも達也がクロスにしっかり詰めたことで生まれたもので、あわせて1点くらいの価値はゆうにあります。ドリブルの切れも良く、サイドに流れてのチャンスメイクは実に効いており、ワシントン不在を感じさせない働きぶり。やはり達也が永井と違うのは、エース、1番手として期待されるとそれに応えようとする甲斐性の持ち主だということです。


山田4.5:71分、平川と交代。さすがに前節の出来では中ではおっかなくて使えないということで、右サイドで。周囲のゾンビ化にしっくりなじんでました。
内舘-:75分、小野と交代。これといって特に。
黒部-:77分、田中と交代。3月の時のセレッソ戦でも使われてたので、これは古巣相手に良いところ見せてこいというブッフバルトなりの気遣いか。いずれも、黒部が入った時にはグダグダになってて、良いところ見せようがない状況なのが何ですが。


MOM:田中達也