J第20節:浦和2-1C大阪@ビデオ。

得点者:'16 堀之内聖(浦和)、'68 永井雄一郎(浦和)、'86 藤本康太C大阪

 残暑におみまいされる4連戦その3。見事におみまいされつつもなんとか逃げ切ってきました。
 ここのところ達也ワシントン2トップの関係にもっぱら注目して試合見てましたが、今節はワシントンが出場停止ということで観察日記も一休み。代役は永井。形は2トップのままだったのか、達也の1トップに戻したのかはよく分からず。1トップのように見えましたが、単に永井が達也のスピードにほとんど付いていけない(いこうとしない)ので、そう見えただけかもしれません。
 どちらにしろ、この日はワシントン不在ということで「達也をサイドのスペースに走らせる」が1stオプションに繰り上がり。達也の動きがキレてたこともあり(やはりここ2試合の精彩のなさは疲労ではなくワシントンとの関係の問題でしたか)、セレッソの3バックの脇のスペースをグリグリとえぐり倒し。小野や長谷部も積極的にゴール前まで顔を出して、いつになく縦に早い攻めが出てました。攻撃で前への推進力が出たせいか、守備でも出足で完全に上回ってこぼれ球拾いまくり(昨年、セレッソに2敗したのは出足の部分で完全に負けてたからなのですが)。2次攻撃、3次攻撃を繰り出し、前半はW杯明けでは一番といっていい内容。ただ、内容は良かったんですが、結果の方はこの日は小野がハズレの日ということもあって、得点は堀之内の1点だけしか付いてこず。前への推進力が出てチャンスを量産できるけど、決定力不足でチャンスの数のわりには点が取れないというのは、「ワシントン不在」が良くも悪くも大きく作用したということですか。
 で、後半になると、前半の好内容の代償として、ものの見事にパッタリと足が止まって、2点目取ってからはピッチ上はゾンビ大会に。大久保がスピニング・エルボーを堀之内に見舞った(顔に当たってない故意じゃないのに誤審だとかいう記事見ましたが、背中に当たってる(堀之内も背中抑えて倒れてる)しヒジ振ってるのも確か)おかげで数的優位に立ったにも関わらず、セレッソに押し込まれたりしましたが、唯一人間としての姿を留めていた山岸の活躍や、普段からちょいちょいゾンビのような行動をとる三都主のへぼい時間稼ぎなどのおかげで逃げ切り。まあ、前半45分もっただけでも良しとすべきです。前々節の鹿島戦などは最初の20分で止まりましたから。しかし、最近、後半ガクッと落ちる試合が多い気がします。夏場の連戦なのでやむをえないところはありますが、それにしても以前はもうちょっと体力あった気も。前は前半丸々熟睡してることが多かったから、後半まで体力残ってただけかもしれないですけど。