J第16節:浦和1-1甲府@ビデオ。

 ありがとう大分、でかした福岡。

得点者:'62 藤田健甲府)、'75 三都主アレサンドロ(浦和)

 7月のワシポン不在シリーズは、結局、2勝1敗1分けの勝ち点7で終了。ホームが1試合、それも最近ろくな思い出がない駒場だったことを考えれば、満足とまではいかないまでも及第点ですか。ガンバ、川崎もお付き合いしてくれたので、離されずに済みましたし。しかし、前半の横浜戦の後もそうでしたが「首位との大一番」の後にいちいち燃え尽きるのは止めてくれませんか。
 と、何はともあれ勝ち点計算の話でもして気を紛らわせたくなるような内容でした甲府戦。今年、既に同系上位種の千葉に惨敗してるだけに、不安はありましたが。分かりやすく走り負け。手数で勝負してくるタイプの相手に対して、張り合おうとしたのか焦ったのか、腰の入ってないパンチをペチペチ打ち合っては無駄に疲れていくという展開。溜めて溜めてドカンと大きい一発放り込むのが浦和ですのに。そもそも、速攻の撃ち合いになると、3トップ気味で弾数豊富な甲府と、2シャドーが走力不足で1トップ以外の何者でもない浦和では、明らかに浦和が不利というものです。
 まあ、これでまた一時中断というのは本当に助かりました。もう一度ネジ巻き直し。再開後、ワシントン・ポンテが戻ってきて布陣をどうするのか。普通に田中と2トップか、とことん3-6-1にこだわるのか(個人的には今季は3-6-1と心中でも構わないと思ってますが)。そして、開幕時から一向に解決に向かってるように見えない、小野、ポンテ、あとついでに永井の微妙な上下関係の問題をどうしたものか。小野もポンテも、その能力について私は全く疑ってない(永井について疑ったり疑わなかったり)ので、併用できる策があるのならなんとかしたいものですが。中断中も考えることが一杯あって楽しいことです。

山岸6.5:今日も大当たりで勝ち点拾う立役者に。
坪井5.5:普通。
堀之内4.5:失点場面では振り切られクロス許す。
闘莉王6:なんとか暴れようとしてました。
鈴木5.5:必死に穴埋め。
長谷部5:アシストマークしましたが本調子遠い。この前、指摘したように開始直後に数回の攻め上がりを見せた後、大人しくなるというパターンを今日も。この面子なら、トップ下2人に守備を押し付けてでも、長谷部がガシガシ飛び出すくらいの傲慢さ見せてもいいのですが。
平川5:こちらも、後半になるとガクッと落ちて、守備へ切り替えられなくなるパターンを繰り返しっぱなし。
三都主5:全体的にはかなりなサンポスぶりだったのですが、唐突な感じでズドンと一発繰り出してゴールという、三都主らしい採点の難しい出来。失点場面は血を流すくらいの勢いで戻ってきてはいたので責めますまい。
山田3.5:この忙しい月末に赤紙特別休暇を取って、誰よりも休養十分なはずなのに誰よりも動けず。真っ先に代えられるべきは小野でなくこっちだと思いましたけど、なぜか残り5分まで引っ張られてました。
小野4.5:周りの労働量が不足していて活きず。小野が溜めて時間作ってサイドを走らせるという展開がもっと欲しいのですが、楽して溜めずに一本で狙おうとし過ぎる。
田中5:復帰からいきなり1トップでの酷使続きで、さすがに少しお疲れ。当たり前です。


永井5.5:56分、小野と交代。最初はトップ下でフラフラ、平川引っ込んでからは右サイドで基点に。ユーティリティ性とか分からないではないですが、脳細胞の繊細な永井に対してはどんな役割求めるのかはっきりしてあげた方が良いと思う。ドリブラーなのかパサーなのかクロッサーなのか、カウンタ要員なのか田中の補佐係なのか似非ファンタジスタなのか、そろそろ自分が何者か分からなくなってきてます。
黒部5:76分、平川と交代。消耗激しい田中、王子な永井に代わって、体張ってボール受ける係。役割は頑張ってこなしてましたが、それ以上でも以下でもなく。
内舘-:85分、山田と交代。長谷部を前に出すための交代。小野でなく山田との交代ではファンタジーは生まれないみたい。


MOM:山岸範宏三都主になどやりませんもちろん。