ナビスコ杯準々決勝第1戦 浦和4-3川崎@駒場。

得点者:'9 ワシントン(浦和)、'18 ジュニーニョ(川崎F)、'32 中村憲剛(川崎F)、'49 ワシントン(浦和)、'63 マルクス(川崎F)、'68 ワシントン(浦和)、'73 ワシントン(浦和)

 ふ、ふん、川崎もたいしたことないな(鼻血流しながら)、という。
 ただでさえ注目薄いのに、W杯のおかげでより一層注目されてないナビスコ杯。そういえば今年はクッキーくれないけどナビスコさんもご立腹なのか。準々決勝の相手は、B組1位、リーグ戦も1位の川崎。浦和は、脱臼明けの新婚ポンテも、ケガで出場微妙とか言われてた闘莉王、永井も全員先発。ブッフバルトが「当日様子を見て」とか言う時、本当に様子見る気あるのかいよいよあやしいです。代表組の代わりは、坪井→内舘、三都主→相馬、小野→永井。
 序盤から結構すいすいとボール回せる浦和。10分もたたないうちに、相馬が1対1から振り切ってクロス→ワシントンがヘッドでサクッと先制。これはこれは。あっさり完封して勝てるんじゃないかしら外国人FWの一発さえ喰らわなければ。
 で、バキッと喰らいました一発を。10分もたたないうちに。マルコンのミドルシュートが浦和DFに当たってこぼれたところにジュニーニョがいてズドン。そしてえらいガックリする浦和。そこまでヘコまなくても。どちらかという「不運な失点」ということで済まして良さそうな取られ方だったんですが。このところ、先制したらほぼそのまま逃げ切ってたので、追いつかれ慣れてなかったんでしょか。そして、ヘコんでるうちにもう1点献上。これまたマルコンに、3人くらいヌルヌルと交わされてペナルティエリア内に侵入された挙句、ゴール前で待ってた中村をドフリーにしてしまうという。見てる方まで呆然とするような腑抜けた失点ぶりで逆転されて前半終了。
 これはハーフタイム、ロッカールームにブッフバルトの怒りの嵐が吹き荒れるなと思ってたら、案の定。生け贄としてキャプテン山田が血祭りに挙げられてました(平川と交代)。ギャア。しかし、これで何度目ですか山田の生け贄役は。
 その山田の生き血を啜って臨んだ後半。がぜん目が血走りだした浦和は、ひたすら前からガリガリ相手を潰しにかかる殲滅戦モードに突入。出足で圧倒して、勢いに任せて押し込むと、CKからワシントン2発目、後半4分で同点。その後、縦パス1本でマルクスにGKと1対1の場面を献上するという、豪快極まりない一発の食らい方で再度リード許して、普通ならガックリきそうなところでしたが、浦和の充血ぶりは終わらず。よほど山田の殺られようが恐ろしかったんでしょか。DF投入して逃げ切ろうとした川崎をワシントン3発目であっさり捕まえて追いつくと、さすがにガックリきた相手に対し、「勝ち以外ではブッフバルトに殺される」とばかりに更に攻め立てた浦和が、ワシントン4発目でついに逆転。その後、さすがに血が足りなくなって少しフラフラしましたが、ブッフバルトが交代準備をもたつく第4審判に鬼の如くブチ切れてたのを見て気を引き締め、逃げ切り。ふう。アウェイゴールは山のように与えましたが、ともかく勝ちは勝ちで準決勝へリーチ。しかし、これでまた水曜にもあるんですか。ふう。マルタどころじゃない。

山岸4:ほぼノーチャンスでしたが、3失点したGKが平均点ということもないので。
堀之内5:おおむね高い集中力見せて良い出来だったんですが、3失点目のやられようはどうしたことか。オフサイドだと思ったならもっと審判にキレてたでしょうから、何かウッカリしたのか。
内舘5:同上。キャプテンマークを巻いた後半に、相馬とポジションチェンジして高い位置に上がるもなかなかボールこず、やっと来たと思ったら一歩追いつかずにスローインという場面が、今日の萌えポイントだったらしいです。
闘莉王5.5:立ち上がりから足痛そうにしてたんですが、それでも気付くと相手ゴール前に。「無理しない」という言葉を知らないのか、闘莉王にとって「無理しない」=攻めっぱなしなのか。もちろん3失点目の場面もどっかお出かけしてました。
鈴木5.5:足がつるまでガツガツと。2失点目の場面で、中村を離してしまったのは痛かった。
長谷部6:みんなが疲れてきた時に、長谷部がドリブルでグリグリとボール運んでくれるとほんと助かります。
相馬6.5:1点目をアシスト。豊富な上下動(豊富だったのは主に上方向ですが)で、攻撃時の先陣を務めたおしました。そろそろ、三都主派vs相馬派というのが勃発しそう。
山田4:最初は軽快だったんですが20分くらいで急失速。生け贄として後半の反攻の原動力になったという意味では貢献度高いんですけど。
永井6.5:今日もすっかりファンタジスタ。なんとも溜めが効いてました。ファンタジスタになりきるあまり、自分で決めようというFW的な意欲が下がってきてるのはあれですが。本人はずっとこのポジションで食ってくつもりなんでしょうか。
ポンテ4.55:(訂正)ちょっと厳しいかと思ったので、4.5→5に訂正。この日はポンテ得意の右サイドを永井・平川が使ってたので、ポンテはいつもなら山田(トップ下の時の)がやってるような仲介役に。ポンテがそれでいいなら、永井・ポンテという組み合わせもありですか。休み明けはやたらと弱いタイプですが、そのわりには思ったよりはボール足についてた方。間隔狭い次戦は期待したいです。しかし去年はあれだけ簡単そうにポコポコゴール決めてたのになあ。
ワシントン7.5:今日はゴール前でどっしり待ち構えて、周りがお膳立てしてくれたのを美味しくいただく役。この前の横浜戦のような大暴れもいいですが、これが理想です。審判へのイライラはほどほどに。


平川6:ハーフタイムに山田と交代。対マルコンでは非力さも目立ちましたけど、永井が溜めて平川が飛び出すというパターンを執拗に繰り返して対抗、3点目をアシスト。
岡野6:85分、永井と交代。クリエイティブではなさそうな、いかにも野人な無駄走りで、貧血気味になってきてたチームを助ける。
酒井-:89分、足つった鈴木と交代。