プレイオフ第2ステージですよ。

 LAC@PHO第5戦の内容に触れてますので、深夜の放送見る人はネタバレご注意。

 と言われても、目に入ってしまう可能性もありますので、まずは他の対戦について。
 東では大本命DETがレブロン率いるCLE相手に2連勝から2連敗と苦戦中。第4戦は70点台という得意のロースコアゲームを落としてますし、急に怪しくなってきました。なんでも、ラシード・ウォレスが2連勝後に「CLEよりロッテの方が強い」とか言ってしまったとか。そして、そのラシードは第4戦でケガしたという。さすが、ラシード、筋金入りのアレです。しかし、見事に毎度毎度、どのスポーツでもこういう地雷を率先して踏んで見事に爆死する人て出てくるもんです。対するCLE、今年はまだ早いかと思いましたけど、勢いにのればレブロンというスーパースターの威光で、ファイナルまで行ってもおかしくはないです。しかし、第4戦のレブロンの出場時間48分て。
 東のもう一方は、MIAがNJを4-1で降して一足早くカンファレンス決勝進出決定。チームを引っ張るのはドゥエイ・ウェイドですが、アントワン・ウォーカーも妙に点取ってますね。一方で、シャックはインサイドしょぼいNJ相手に20点取るのがやっとというのはだいぶ厳しい。DET-CLEがもつれて、勝った方もヘロヘロになってたりすれば漁夫の利が転がり込んできそうですが。
 西は、こちらも本命SAが大ピンチ。DAL相手に3連敗で1-3、追い詰められてしまいました。第3戦は1点差ゲーム、第4戦はOTの末に競り負けるという、らしからぬ勝負弱さ。ジノビリが先発で使えてない(状態悪いんでしょか)のと、ここぞのロバート・オーリーをなぜか先発で使ってしまってる(途中でフラッと出てこそのオーリーです)のが痛い。第4戦では、4Q最後のシュートをよりによってダンカンに任せるという暴挙に出てましたし。しかしDALかあ。そうですか。

 LAC@PHOについては、ちょっと後で。

(追記)ちょっと後どころか、思いっきり日付変わって深夜の放送も終わってますが、LAC@PHOについて。
 野球の雨天中止で、急遽7時9時の枠の穴埋めに放送してたこの試合。気付いたの遅れたので見始めた時には既に後半。しかも、その時、PHOが大量二桁リード奪ってたものですから、「あーこりゃこりゃ」と思って、テレビ埼玉とザッピングしながら適当に見てたのですが。気付いたら、猛烈に追い上げてるLAC。その中心は、サム・キャセール。「軽っ」としか思えないタイミングで、あっさりシュート打って決めたり。3Q終了間際に見せた、シュートフェイクで相手(元同僚のティム・トーマスだし)を飛ばしておいてから、そこに自分からぶつかって、被害者ヅラしてファウルもらったり。もう私に力があればナメック星ごと吹き飛ばしてやりたくなるくらい、最悪にイヤらしいプレイぶり(誉めてます)が絶品。
 そのナメック星人の活躍でLACが追いついて突入したOT。LACはここで決めないといけませんでした。実際、3点リードで残り3秒まで来てたのですが。ここで、この日PHOの中で試合を繋ぐ活躍してたラジャ・ベルに3P決められて同点、再延長の2OTに。あの場面、LACに悔いが残るのは、ベルのマーカーが新人だったこと。しかもまたその新人の守備がえらいショボかった。ありゃ決められます。結局、追いついた&ホームの勢いで、2OTはPHOが圧倒して勝利、3-2でシリーズ王手。
 それにしても、どう考えても、試合の流れ的にあそこはベルですよ。ねえ。そこできっちり決めちゃったベルはもちろんスゴイのですが、そこに選りによって新人(それもこの日の出場時間21秒という)を当ててしまったLACが、自ら勝利を手放してしまったという感が強いです。もちろん、他の誰かがマークしてても決められたかもしれませんけど。ただ、少なくとも新人を当てるというのはベストの手段を尽くしたとはいえないだけに、余計にこの負けは痛い。
 これでPHOはがぜん有利にはなりましたけど、スティーヴ・ナッシュがいつものようにそろそろお疲れモードなのが気がかり。この日も50分近く出ましたし、そろそろ死に絶えます。控えのバルボサは司令塔というには軽すぎて1人ではいまいち信用できませんし、マッチアップは人の弱味につけこむの大好きなキャセールですし。まだこのシリーズも予断許さないかと。