失われた1トップ。

 昨日は、永井のコメント紹介を優先するという暴挙によってスルーした23人発表についてちょっと。
 選考メンバについては特に言うことないです。松井については、フランスリーグの試合見てないので、本当に必要な人材だったのか何とも言えませんし。ジーコもスカパー入ってなかったんじゃないですか。久保は、今年に入ってからずーっとあんな感じで、あと1ヶ月でどうにかなるような雰囲気がないのは確か。柳沢は、ケガする前は一応、Jで活躍してましたから。
 個人的に未練が残るのは、これで久保1トップの3-6-1という最も魅力的で破滅的な布陣を見る機会が失われたこと。もう全くの個人的願望ですが。今年に入ってのアメリカ戦でちょろっと現れて、あっというまになかったことにされたこのシステム。浦和が採用し続けてることもあって、この半年くらいずっといろいろ考えさせられてるシステムでもあり。これを、中村、中田、小野が万全で勢揃いしてる状況で見てみたかったのです。アメリカ戦では、欧州組の不在と合宿明けによるコンディション不良(特に調子のどん底だった小野)のせいでこっぱみじんにされ、ために葬り去られることになったのですけど。あの布陣は実に繊細でバランス取るのが難しい。ベストメンバ、ベストコンディションで試してみないと、真価は発揮されないのですが(つまり、今の久保のコンディションではどっちにしろどうにもならなかったわけか)。
 一応、このチームにはオプションとして柳沢1トップというのもあるわけですけど。あんなのはまがい物です。実質3-7-0みたいなものですから。それは巻が入っても似たようなもの。あくまでも、攻撃の組み立ては中盤の6人で何とかして、1トップはフィニッシャーとしてゴール前の決定力だけを発揮すればよいという3-6-1を、日本最高のタレント達で見てみたかったのです私は。