J第9節 浦和1-2清水@BS

得点者:23分マルキーニョス(清水)、25分チョ(清水)、42分ワシントン(浦和)
退場者:87分坪井慶介、試合終了後ポンテ

 久しぶりに出ました浦和必殺の乱暴者モード。必ず殺されるのはもちろん自分たちですが。懐かしいこの血塗られた赤紙の感触。昨年の開幕当初を思い出します。今何してるんでしょうかアルパイ。
 自分たちのボールだと思ったら相手ボールだったリスタートから、ポヤッとしてる間に失点。で、先制されてポヤポヤッとしてるうちにその2分後にもう1点。いずれもやられたのは堀之内。8試合で4失点という堅守を支えてきたのは、組織というより高さの闘莉王、速さの坪井、集中力の堀之内という3バックの個の強さだったんですけど。その一角がプツンとやられると案外脆いというところを見せてしまいました。ま、そういうこともある堀之内。
 で、なんだか知らないけど頂いたPKで1点差に追い上げて迎えた後半。ブッフバルトは平川に代えて内舘投入。どうするんだと思ったら、右に山田、トップ下に長谷部。そこまではいいんですけど、闘莉王ボランチに上げるという見たことない布陣。上がっていいと言われた闘莉王ボランチの位置で我慢してるわけもないので、当然のように前線張りっぱなし。もう後半丸々パワープレイという。なんとも乱暴にもほどがある作戦。さすがブッフバルト
 とにかく華麗とは言い難いながらも、当たればただじゃ済まないという迫力はある大振りスイングでブンブン振り回してくる浦和に対して、さすがに清水も腰がドン引き。完全に押し込むことに成功して、これは追いつくのは時間の問題か、と思ってたんですが。この日はトドメの必殺アッパー、ワシントンがことごとく空振りで仕留めることできず。
 時間だけが過ぎていく中。キレっぱなしのブッフバルトが、山田、鈴木を引っ込めて岡野、黒部とFWをブチ込んだことで、中盤が完全に消滅してしまってからはもう。ドツボコース。とにかくロングキックで放り込む→さすがにそればっかりで慣れてきた清水DFにあっさり跳ね返される→中盤消滅してるので相手に拾われる→後ろに全然残ってないのであわてて無理矢理止める→家本に怒られる、という流れにハマっていき、挙句、坪井が退場。ロスタイム5分も険悪な空気を流すだけ流して試合終了。そしてなぜかその後にポンテ退場したみたい。何をしていますか。
 これで無敗ストップ、ついでに首位からも転落。まあ、こんなあらくれ者サッカーで突っ走られてもこちらも困ります。ブッフバルトはちょっと滝にでも打たれてきなさい。

都築5:久しぶりに副審にブチ切れて黄紙貰ってました。ボールボーイの子とか怯えてたんじゃないかと思う。
坪井5:前掛かりにもほどがあるチームの中で、後半途中から2対2、3対3という場面ばかりとあってはさすがに負担掛かり過ぎ。
堀之内3.5:2失点にからんでしまう。集中力のない堀之内はただの堀之内。
闘莉王5.5:後半頭から慣れないボランチに、と思ったらいつのまにかいつも慣れてるFWに。空中戦はことごとく競り勝ってはいましたが決定的仕事はできず。DFですからねえ一応。
鈴木5.5:バランスも何もない中で必死に穴埋めはしてたんだなということが、鈴木がいなくなってからボロボロになったチームを見るとよく分かります。
長谷部5.5:途中までは直線的な突破で何度か見せ場作るも、放り込み一辺倒になってしまっては出番なし。
平川4:やはりポンテと致命的に合わない。調子自体も全く良くない。
三都主5.5:こちらは調子自体はあいかわらず良さそうですが、GKとの1対1のチャンスを逃してくれてありがとうございました。
山田5:もうちょっとキレてる人たちを抑えてやってくださいキャプテン。
ポンテ5:最初は珍しくニコニコして審判の機嫌取ってると思ったら、やっぱり無理してたのか最後に爆発して赤紙。まあ、ちょっと休んだほうがいいです。またあっというまに試合勘鈍ったりするかもしれませんが。
ワシントン4:あとちょっとのところをことごとく詰めきれず。こちらも休ませたいところですけど。


内舘5.5:坪井出場停止なので次は先発でしょうか。
岡野-:今日は玉切れ。そうそう連続で大当たり期待してはいけません。
黒部-:印象ゼロ。


ブッフバルト4:監督が率先してキレてるんですから、そりゃ選手もみなキレます。まあ、キレることができるというのは強みでもあるんですけど。