ナビスコ予選 浦和硬め3−1福岡@テレ玉

得点者:8分アレックス(福岡)、24分堀之内、55分山田、83分闘莉王

 横浜戦が今季のベストゲーム(もう決まり)だとしたら、裏ベストに入れたいような試合。選手大幅入替えによって、硬めの面子で統一された浦和が、ケガなどで選手入替えたせいか、中二日で疲れてたせいか、こちらは逆に硬さがやや落ちた福岡をゴリゴリと押しつぶし。懐かしいゴリゴリ感。同じく、選手入替えて戦ったナビスコFC東京戦の時は、入替えた分だけ質も低下しちゃってたの対して、この試合ではいつもの浦和とは質の違った硬質な戦い方をすることで、レベルを維持することに成功してました。試合前は、硬質な選手が揃ったのに変に軟質な試合やろうとしてグダグダになることを心配してたんですが。
 選手層の厚さを見せつけた、というより層が二層になってることを見せました。この「浦和硬め」、相手によってはA面の「浦和軟らかめ」より全然強さを発揮できそうですので、このメンバ構成は覚えておいた方がよいです。今後も谷間の試合とかは、半端にちょこちょこ入替えるのでなく、この硬めセットにごっそり取っ替えちゃえばいい。上手くいけば、対戦相手には「メンバ落としてる浦和にこんなにやられるなんて」という誤解な絶望感を与えることもできますし。

山岸5:出会い頭で失点。あとは相手のシュート5本しかなくて挽回の機会もないという。
坪井5:あいかわらずミスパスが。しかも2連発したり。W杯でこれやられたらショック死する人間が出てくるんじゃないかと思う。
闘莉王6.5:日曜日に続いてズドン。相手の1トップ林は、背は高いけどそれ以外はたいしたことないと見切ったか、この日は早い段階から攻め上がりっぱなし。
堀之内6.5:CKから頭でなく足でチョン。機を見てのオーバーラップも実に有効で。
鈴木5.5:もうちょっと休ませてあげりゃいいのに。
内舘6:ペナルティエリア内に突進したと思ったら、足をもつれさせてズッコケる内舘にファンの黄色い悲鳴が。シンプルなボール捌きは○。
平川6:立ち上がりから簡単にポンポンとクロス上げることで、シンプルな流れ作ってました。ドリブルが抜ける感じがしないのが気がかり。
相馬6:前半はこの面子でも「硬さ」が目に付きましたが、後半にはだいぶ馴染んでアシストも記録。後半立ち上がりに見せた長谷部へのクサビのようなパスをもっと出せるようだと使いやすくなるんですけど。あと守備はあいかわらずアレで、ブッフバルトにクギ刺されてました。
長谷部6:誰にも気を遣う必要がないメンバだったので楽しそうにやってました。
山田7:この硬い布陣では山田の柔軟さが頼もしい。2シャドーの一角でしたが、登録上はなぜかFW扱いだったせいか、積極的にエリア内まで詰めてました。
黒部6:黒部って177㎝しかないのな。すごいビックリした。1トップらしく体張りまくりで最後はヘロヘロになってました。ワシントンよりはポスト役としては計算できそうですが、フィニッシャーとしては怖さ見せられず。


赤星-:78分、長谷部に代わって。んー、CK蹴ってたことくらいしか印象ないです。
細貝-:82分、鈴木と交代。鈴木のバックアップ役に最も適してる選手だと思うので、もっとどんどん使って鍛えていったらいいと思う。
岡野-:86分、山田と交代。まあ、この前のご祝儀みたいな交代でした。


ブッフバルト6.5:硬めで揃えた布陣が成功。酒井でなく内舘使ったのも統一感を考えると良かったと思う。