J第8節 浦和3-0京都@埼スタ

得点者:'55 長谷部誠(浦和)、'72 ワシントン(浦和)、'84 ワシントン(浦和)

 前半はそれこそかつての日本代表のような試合。W杯アジア1次予選の時くらいの。格下の相手に対して、どうにもキレのないプレイぶりなうえ、影響力だけはデカいものだからマッタリとした空気を撒き散らす「海外組」と、その空気に毒されて、いつもの小気味良いプレイができずにウロウロするばかりの「国内組」のコラボレーション。長谷部がちょっと前の小笠原のような立ち位置。
 これといって何もなく時間だけが流れていき0-0のまま終わり、隣にいた子供は爆睡してた前半。まあ、どうせセットプレイかなにかでポンと点入れて勝つんだろうなと思って見てたら、後半早々に三都主が炸裂(決めたのは長谷部)。セットプレイも三都主も、流れとか関係なく飛び出す、一瞬の飛び道具という点では似たようなものです。あとは例のごとく、ガックリきた京都をネチネチとなぶりものにして終了という、浦和スタンダードセット。
 どうもブッフバルトがハーフタイムに今季初ブチ切れを披露したようです。山田曰く「メチャメチャ怒られた。すごく怒っていて、その怒りの中には自分もいた」。いたのか。被害者は山田と、あとポンテ、平川だったそう。山田は他2人に比べてそんなに悪いとは思わなかったですけど、一応、主将だし、とりあえず雰囲気で怒っておいたんでしょう。およそ全体の4分の1である第8節、ほどよい切れ頃でした。

都築6.5:鋭い出足でDF裏のスペースをブチブチ潰してた。
坪井6.5:開始早々、いつもの猛ダッシュオーバーラップを、今日は珍しく使ってもらって、さらにクロスまで上げて大歓声という。今日の坪井占いは大吉。これで勢いづいたのか超ノリノリに。
堀之内6:危ないと思ったところには堀之内。
闘莉王6.5:序盤は病み上がりのせいかなんだかフラフラしてましたが、汗かいたら元気になったのか、もちろん攻め上がりまくりで点獲る気マンマン。
鈴木6.5:90分間、攻守に渡って、ここにいて欲しいというところに顔を出し続ける。もうスゴイ。ゴイスー。
長谷部56:ゴールは見事でしたが全体的には動きいまいち。中2日でさすがに疲れてたのか、小野不在でトップ下で使ってもらえると思ったらまたボランチだったので不貞腐れてたのか。(訂正)一日経ったら5ってことはないかなという気がしてきたので6で。
平川4:戻ってきた海外組が醸し出す「上手いこと攻めようや」という空気に対して、それに合わせて上手くやれるほどの技術なく、かといって空気を読まずに自分を貫けるほど我が強くもない平川。せめて仲良しの小野がいればもうちょい楽にプレイできたんでしょうが、そうすると山田が右に来るのでそもそも平川の出番ないという。
三都主6.5:前半は判断遅く、ドリブルもクロスも相手に引っかかりまくりで、これはサンポス復活祭かと期待されましたが、後半に入ると突如として三都主に戻って3アシスト。そしてロスタイムには活躍した日は恒例の仮病タンカ。あいかわらずの変態ぶりに大満足。
山田6:トップ下で安定感あるプレイぶり。左サイドに流れて相手を引き付けておいてから三都主にチョイと出すとか、ペナルティエリアのちょい外をひたすら横切っていくだけのドリブルといった得意技も披露。
ポンテ3:ポンテの姿形をした腐った死体がピッチ上を彷徨。ハーフタイムにブッフバルトにガン切れされて、後半にはどくどくゾンビくらいにはなってましたが。とにかくプレイの選択がことごとく緩慢。ナビスコ1試合休んだだけで試合勘が鈍ったんでしょうか。
ワシントン6:こちらもかなり緩かったんですが、1点取られてからの京都がそれ以上に緩んだところで2得点。


岡野6:1点取った後、岡野が出てきたことで、前半にピッチを覆っていたドンヨリ空気をさっぱり消臭。
相馬-:仮病の三都主に代わってちょろっと出ただけ。


ブッフバルト6:絶妙のタイミングでのガン切れ。