ナビスコ予選 浦和2-0FC東京@駒場

得点者:'62 エスクデロ(浦和)、'89 酒井友之(浦和)

 あああ、ワシントンがあ。2点リード、ロスタイム3分のうち2分50秒経過というところで、腰(わき腹?)をピキッといわせてダウン。自分でタンカにも乗れないような状態で、ロッカーに直行。心配。
 試合内容とかは、ワシントンのケガに比べたら取るに足りない程度のもの。お互いいまいち低調で眠くなりました。浦和は選手層が厚い厚いと言われてましたけど、意外とそうでもないというか、5人いっぺんに代わったらさすがにどうにもならないということが分かったのが収穫です。代役の相馬、岡野、エスクデロといったところは、アピールしたいと張り切るのはいいですが、みんなして縦に飛び出すことばかり考え過ぎ。そんな飛び出されても、今日はパス出せる選手いないんですから。この試合は、中盤がグダグダしてたおかげで、例の「ワシントン頼み」になってました(だからケガしたのか)。実際、2点とも「頼み」からのものでしたので、なるほど東京Vが頼みたくなるのも納得の威力でしたけど。
 FC東京で目に付いたのは、噂のルーキー、伊野波。90分中80分くらいはポンテの50cm以内の距離にいたんじゃないかという密着マークぶりが実に鬱陶しかったです。密着してるだけでなく、ガツガツ当たりにくるものだから、ポンテ半ギレ。伊野波以外では、鋭い動き出しと入らないシュートという持ち味を存分に発揮してた川口と、ヒゲのないルーカスの別人ぶりが目立ちました。あれ、本当にルーカス?あと鈴木規の守備について、テレビ埼玉で解説してた原博実がすごいダメ出ししてました。上野アナのフォローを振り切ってまで。監督時代から腹に据えかねるものがあったんだと思いますあれは。

山岸6.5:接近戦の強さとアバウトにもほどがあるキックを存分にアピール。しまいには、山岸が蹴る度に「お前が誰を目掛けて蹴ろうとしてるのか理解できない」という顔をワシントンがしてました。
闘莉王5.5:試合開始最初のプレーで、いきなり相手ゴール前にいるというのは自由人にもほどがある。最初、鈴木がリベロ闘莉王ボランチなのかと思いましたよ。一回ポカあり。
内舘5.5:CBということで最近見せてるマジカルパスもなく、あんまり目立たなかった。
堀之内6:この試合、堀之内コールばっかりやってた気がする。果敢な攻め上がりも効いてました。
鈴木6:代表組不在にあって、中盤において磐石のリーダーぶり。上手くなりましたホント。
酒井6:「酒井って時々良いんだよ」とうちの母が言ってました。「時々良い」て、すごい納得する酒井評。ゴールシーンでは、シュートよりもワシントンにボール出た瞬間にダッシュを(あの時間帯で)掛けていたのが素晴らしい。
相馬4:初先発ということで張り切って猛突進してましたが、徳永のフィジカルに劣勢で攻守とも厳しい出来。守備の間合いのおっかなさは三都主のサンポス時並です。
岡野5:こちらも守備のおっかなさでは同じようなものですが、相馬よりはクロス上げてました。この中盤の組み立てに参加できない両サイドの組み合わせは、はっきり「ない」です。3-6-1なのに中盤ペラッペラですから。
エスクデロ6:今まさに交代させられようとした時に先制ゴール決めて大はしゃぎのナイス眉毛。飛び出すスピードはあるんですが、動きが分かりやすいのでいまいち脅威になってない感じ。ポンテのいやらしさを勉強してください。あともっと守備しろ。
ポンテ5.5:伊野波のストーキングに苦しむ。ただ、守備を思ったより全然頑張っててビックリしました。
ワシントン6:かなり「頼み」にされてましたが、ゴールこそなかったものの充分に応えてました。それだけに最後のケガは痛恨。


赤星5:エスクデロに代わりトップ下。飛び出しのタイミングについて原博実にダメ出しされてました。積極的な守備の姿勢は良いです。
平川3:岡野に代わり右サイド。徹夜明けかっていうくらいフラフラな出来。鈴木規に思いっきり吹っ飛ばされてた。途中から出てきておいて、試合頭からやってる選手に飛ばされてはいけません。
細貝5.5:相馬に代わり左サイドの守備固め要員。一回、長谷部ばりの自陣からの長距離突進ドリブルを見せてくれました。

ブッフバルト5:両サイドに突進型ばかり揃えたのはどうでしたか。酒井とか赤星あたりのサイド起用という選択肢もあって良いと思ったんですけど。