J第4節浦和3-0C大阪@さいスタ。
ここまで開幕引き分け後、2連勝中と珍しく好スタートの浦和。といっても、勝手にテストモードな磐田と退場者出た広島（今節でも下田退場してた）という悪過ぎる状態の相手で、いまいち自分とこの状態がつかめてなかったのですが。第4節は開幕3連敗とズンドコのC大阪に快勝。明らかに良くなってきてる、と思うのですが、C大阪がまた明らかに悪くなってるのも確かで。だいぶ酷い。真価を問われるのは次の横浜FM戦ですやはり。
試合のほうは。もちろん、はじめチョロチョロ中パッパ。あとはさっさと店仕舞いというパターン。ポイントは「はじめチョロチョロ」で相手に「今日は悪くないかも？」とほのかな希望を持たせておいてから、一気にそれを叩き潰すところです。なんだかすっかり、いかにも強豪、格上という戦い方な。性悪な戦い方とも言います。
「中パッパ」では、小野の今季初ゴール、それもこぼれ球の落ち際を下がりながら叩いての、美しいドライブボレーが炸裂。待ってましたとも。その後、また後半20分過ぎに万来の拍手に迎えられながら交代してましたが。なんかもうVIP待遇。ごちそうさまでした
C大阪は、やたらと金髪赤ホッペが下がって足下でボール受けてたのは何だったんでしょ。頑張って守備もしようと下がってたのかもしれないですけど、C大阪というと、1トップの西澤にボールを当てて、2シャドーの古橋・森島が飛び出してくるというのが形なはず。西澤が下がりすぎたせいで、古橋・森島の2トップで西澤トップ下のような、本来とは逆の三角形のような形になってて。とても守りやすかったです。
これは同じシステムとる浦和にとっても教訓。ワシントンが下がってボール受けるようになると、もう西澤などよりはるかにジャマになると思います。下がってきたら、てめー引っ込んでろと誰かケツを蹴るくらいしないといけません。
以下、短評。
都築5：出番が全然ごじゃいません。
闘莉王6.5：前半、やや膠着気味の状況を打破すべく積極的に攻め上がり。と思ったら、後半に入っても全然攻めっぱなし。目立ちたかっただけかお前は。西澤との空中戦は制圧成功。
坪井6：向こうが2トップ気味になってたこともあって、何の問題もなくきっちり完封。
堀之内6：闘莉王の点は、堀之内がライン際粘っての折り返しから。堀之内クロス→闘莉王ヘッド→ワシントンポスト→闘莉王ゴールて、自慢の中盤を全く経由してないし。
山田5：ゼ・カルロスを警戒して、という名目のもとに前半あまり動かず。後半になってから急にゴール前まで進出してたりしましたが。いかにも連勝中の山田という出来。
三都主5.5：試合開始早々、決定的なクロスを挙げて満足したのか、その後はほぼサンポスに。切り替えが遅いというか全然切り替えてないし。守る気ほぼゼロ。ガンバ、磐田、広島と来た後でしたので、代表のライバルがいなかったセレッソ相手ではやる気落ちたんだと思う。まあ、お前はそれでいいや。
鈴木6.5：ブッフバルトに特別にお褒めの言葉をいただいてました。もっと褒めてあげて。
長谷部4.5：小野とのポジションチェンジを小刻みに繰り返してひんぱんに上下動。ただ最後の詰めのプレーをことごとくミス。まあ、あれは疲れます。
小野6.5：前節で「そろそろ目に見える結果が」とか書いたとたんにゴール決めてくれるのですからたまりません。ボールにもだいぶ触れるようになってきました。
ポンテ5：今日のポンテはいまいちポンテ。立ち上がりから安易にボール失ったり、判断悪い場面目立つ。それでも気付くとイヤラしいところにポジション取ってるので、それなりの仕事はしますけど。
ワシントン6.5：こぼれ球をズドンと叩いてきっちり一仕事。そのほかにも結構チャンスあって外してたりしたんですが。まあ、毎試合1点ずつ取ってくれれば言うことないです。
内舘6：今日も後半20分過ぎに小野との交代で、試合のシャッターを下ろす係として登場。ワンタッチでのパスやらアウトにかけてのスルーパスなど妙にこじゃれたプレーを連発して、会場のどよめきを誘ってました。「あのウッチーがワ、ワンタッチで！？」みたいな。ワンタッチプレーしただけで驚かれるというのも酷い話だと思いますが、内舘も小野との交代だからって小野の真似しなくてもいいんですよ。
平川-：内舘にキャプテンマークをつけさせるために山田と交代。閉店後でしたので特にやることもなく所在なさげ。
黒部-：こちらも閉店後での登場でしたので、アピールしようと頑張ろうにも周りがやる気なく。ともあれ、古巣との対戦でしたので出番もらえたのは良かったと思います。
ブッフバルト6：ハーフタイムにもっとシュート打てと適切な喝。平川、黒部とか使われてなんぼのタイプを交代で試すんでしたら、パサー型の中盤の選手（赤星とか）と一緒に使ってあげて欲しいと思う。
