浦和4−1広島@ビデオ

得点者:'28 三都主アレサンドロ(浦和)、'32 ポンテ(浦和)、'62 鈴木啓太(浦和)、'66 ワシントン(浦和)、'85 ウェズレイ(広島)
退場者:'26 ジニーニョ(広島)

 サンポントーン。
 例のごとく、様子見なのか寝起きなのか、立ち上がりはやや鈍い浦和。だけど磐石の守備陣が踏ん張ってる間に、ワンチャンスをバキッとものにして、そのまま一気にズルズル流れ込むのが、どうやら得意パターンな様子。この日は「ワンチャンス」におまけでジニーニョがついてきました。あのジニーニョのファウル、パッと見、PK+黄紙かと思ったのですけど、実際のジャッジは間を取ってFK+赤紙。間? そこまで悪質とは思いませんでしたけど、抜ければ1対1のチャンスだったという判断ですか。あれ以外の場面では、かなりカード控えめな(特に浦和には)審判だったんですけど。まあ、2年前の広島戦で、ハーフライン付近で止めたネネが一発退場になったりした(そしてチャンピョンシップ第1戦に出場停止になった)こともありましたので。おあいこということで。
 で、結局、そのFKを三都主が直に決めるという。ご愁傷様です。広島としては、それならPKでいいからジニーニョ返してくれという感じでしょう。あとは、昔と違って弱いものイジメ大好きな浦和ですので、数的不利+ビハインドな相手をボコボコとタコ殴りつつ、昔と同じく抜けたところを見せて完封勝ちを逃して終了。あの赤紙で試合は終わってました。
 以下、短評。

都築5:あんまり出番なく。
闘莉王5:薄々、薄々なのは気付いてましたが、この日は雨でかなり厳しいことに。特にバックショットの危険度はもう。藤田俊哉超え。量もそうですが、質的にも問題ありそうな気がします。
坪井6.5:いっそ坪井みたいに坊主にすればいいんです闘莉王も。雨でも心配ない坪井は、昨季はやられた佐藤寿を完封。
堀之内6:微動だにしないフッサフサ感。
三都主6:前節と同じ位置からのFKを、今度は逆サイドに決めてみせる。なかなかサンポス化せずに踏ん張ってます。
山田6:この日は雨降ってるわりに積極的(シュート以外は)で、ぐいぐい前に出て攻撃の基点に。ポンテが右に流れてくるので、入れ替わりで中に入るような動きも見たいです。
鈴木6.5:今季初ゴールは、ゴール前まで詰めてクロスを押し込むという、らしからぬ取り方。その前には、フリーのミドルシュートゴールマウスの倍くらいの高さまで打ち上げたりとらしいところも見せてましたし。元気一杯。
長谷部5.5:小野とのポジションチェンジは前節ほど効果的ではなかったですが、ギアチェンジというか目覚ましとしては充分。ちょいちょい寝ぼけるチームですので、最初からトップ下に入るより、この形の方がいいのかも。
小野5.5:トップ下→ボランチからまたトップ下に戻ったり。徐々にフィットしてる感はあり。そろそろ目に見える結果(ゴール、アシスト)が欲しいところですけど。
ポンテ7:うまー。自由に動いて再三のチャンスメイク。そしてあいかわらずの抜け目なさというか、小村の抜け目あり過ぎなところにつけ込んでのゴール。向こうのGK下田が怪我明けということで挙動不審なこともあって、ワシントンと2人で再三、狙ってたのも抜け目なし。
ワシントン6.5:こちらは予想以上にフィットしてきてます。ヘディング下手だという話もあったんですが、全然いけるじゃないですか。クロスがいいのかしら。


内舘5:これで3試合中2試合出場という。どんだけ愛されてますか。内舘には不満ありませんけど、せっかく楽な状況だったんだし、細貝とか赤星とか若手もたまには使ってあげてください(2人ともそもそもベンチ入りもしてないですけど)。
相馬4:この日は持ち味のガツガツ感が思いっきり空回り気味。大量リードして試合を閉めようとしてる時に入れるような選手ではないです。ただ、ワシントンとの相性などからしても、現状のチームでは三都主>相馬ですか。何だかんだいって三都主ってやっぱり巧いんだなと、今日の相馬を見て思いました。
永井-:永井を1トップで使うのもどうかと思いますが、それ以上に2シャドーの一角はないと思います。どうにも寸詰まり感が。

ブッフバルト5.5:連戦に備えて小野、三都主という代表組をとっとと休ませたのは良いですが、交代での投入はせっかくテストのチャンスがあったのにもったいない感じも。