FC東京戦の選手短評。

 今日、この間受けた資格試験の合格発表があったんですけど。合格点ぴたりでギリ合格でした。良かった良かった。これで「1点足らずに落ちた」とかだったらゲンが悪いにもほどがあるところでした。

 この間の試合の短評。来たるガンバ戦ではどういうプレイを期待するかというのを込みで。

山岸8:至近距離での強さという山岸の持ち味発揮した終盤のビッグセーブ連発はもちろん素晴らしかったですが、最も感心したのは馬場と衝突して頭縫うことになった場面。私の見てた場所からは、完全に間に合わないタイミングでやられたように見えたのですが。あれが届くようになりましたか。次もいっちょ頼みます。
内舘4:受けに回ってはいけません。相手に前向かれて1対1仕掛けられたら、そらもう内舘が止められるわけないんですから。最高の集中で、前へ前へ。逆に言うと、内舘が前でインタセプト狙えるように、前線からきっちり絞るディフェンスしていかないといけません。
闘莉王5.5:DF不安で思い切れないのか、ケガの影響か分かりませんが、このところ大人しめ。それが停滞を生む原因でもあります。次の試合では、流れの停滞は浦和にとって必ずしも悪いことではないんで難しいところですが、澱みを吹き飛ばす作業が必要な時間は来るはず。
ネネ4:ネネの方が受けの時の耐性はまだあるんですが、勢いに乗って次から次へとこられるとついていけなくなります。前にいる坊主の頭引っぱたいて、2人でズルズルいかないようにしないと。
鈴木5.5:梶山の変態ぶりに手こずりつつも、チクチクと穴を潰す作業をこなす。今さら言うことはありません。いつも通りやってください。
長谷部5:決壊寸前というかダダ漏れの左サイドの修復作業に奔走。この試合に限らず、今季はその責任感の強さゆえに地味な黒子役を買って出る(というか押し付けられる)ことが多く、いまいち冴えない印象の1年だった長谷部。だからこそ。最後の最後、この男のところに「瞬間」が巡ってくる予感がします。ゴールを!
平川5:並の平川。良くも悪くも「期待を大きく裏切らない」という感じのプレイが続いてますので、最後も裏切らないでください。特に守備で。相手は家長、あまり合口良さそうな相手ではないですが。
三都主2.5:狙われるのはやむをえない。ある程度やられるのも仕方ないとします。が、いざ攻撃という時に質の低いプレイするのだけはいけません。この試合では、そもそも試合始まった瞬間から動きおかしいように見えました。疲労か緊張かは分かりませんが(切り替えの遅さは疲労のように見えたし、周りが見えてないようなミスパスは緊張のように見えた)、どちらにしろ自分で乗り越えるしかないです。次は、開幕戦で見事にやられた加地が相手。とりあえず、顔背けたら折檻な。
山田6:ここにきてダイアゴナル・ランのタイミングを完全にものにするなど、脅威の伸びしろを見せてる山田。これはもう「好調」というより、「成長」と言うべきなのかもしれません。この年で成長て。今までどれだけ研鑽怠ってきたんだという気もしないではないですが。間違いなくキャリアベストの働き見せてる今シーズン(夏場はアレでしたが)、最後もバキッとやっちゃってもらいましょう。
ポンテ5:うーん、一発期待してたんですが。どっちかというと、攻撃よりも守備頑張ってたなという印象。頑張らないと長谷部がブチ切れるからでしょうか。頑張ってくれるのはいいんですが、あんまり頑張り過ぎるとポンテらしいイヤラしさが損なわれることになりかねないのが難しいところ。頑張りを期待するなら、達也先発の方がいい気もする。
ワシントン4:この試合は全体が引き気味だったことで、「ワシントン頼み」になってしまってました。今のワシントンにそれは厳しい。とにかくフィニッシュに集中して/させてくださいませ。


小野5:70分、山田と交代。それなりにアクセントはつけてましたが、他の選手との関係性が薄過ぎて一発パスが決まるのは期待しにくい。使うなら、出し手としてより決め手として、FWでの起用の方がまだ良いと思います。
相馬-:84分、三都主と交代。この交代はいくらなんでも遅過ぎ。当然、後半頭からだと思ったくらいですのに。そこまで相馬の守備が信用できないというなら、平川左に回して右に永井入れるのでも良いですから。


MOM:山岸範宏