J第22節:浦和2-0大宮@埼スタ。

得点者:'44 ワシントン(浦和)、'89 永井雄一郎(浦和)

それにしても暑い一日ではありましたが、しかし体力ないなうちのチームは。涼しくなるまでずっとこんな感じですか。来年はドイツでなく中東にでも合宿行ってきてください。
 鈴木、小野の出場停止、代表組の疲労、ポンテ、ネネの復帰と色々重なって、どんな面子でくるかと思いましたが。ブッフバルトですので当然のように代表組は全員無理使いしてくるかと思ってたら、意外な優しさを見せて達也はお休み。でも、Jのスケジュールに文句垂れてた三都主は先発。永井がワシントンとの2トップ。鈴木の代役は酒井。ここはバランス型の酒井か、守備型の内舘かという選択でしたが、どちらにしろ鈴木の穴は埋まらないので、あとは好みの問題。それならブッフバルトは大好きな内舘で来るかと思いましたが。ここもやや意外。酒井-長谷部のボランチとなると守備が心許ないので、トップ下にはまだ状態一息で守備を頑張ってくれそうにないポンテでなく山田というのは理に適った選択。まあ、その山田の働きぶりがあまりに理不尽だったので、結局破綻してましたが。
 試合は、振り返ろうにも、後半など全く記憶がないのですが。きっと暑さで頭がボーッとしてたからでしょう。収穫というと「長谷部の活性化させるには山田をトップ下に置けばいいんじゃね」という私見が正しかったのが確認できたことくらい。それも山田がグダグダなほど効果上がるみたいです。まあ、今後、山田がトップ下で先発するようなことは余程不幸な事故でもない限りないでしょうから、たいした収穫ではありませんが。

山岸6.5:磐石の安定感。おかげで押し込まれた割には失点の予感しなかった。
坪井7:うーん、完璧なストッパーぶり。イエメン戦で驚かされた攻撃参加については、猛然と大外を駆け上がるも三都主にさくっと無視されるという、いつものやつでした。
闘莉王4.5:こちらは疲れ見えて、いつもなら出そうな「あと一歩」が出ず、やられる場面も。
堀之内5.5:平川のディフェンスが何の役にも立たないので尻拭いでだいぶヘロヘロになってましたが、それでも途中から出てきたアリソンのアタックをなんとか凌ぐ。
酒井5.5:無難にプレイしてた前半ですが、唐突にオーバーラップ見せたと思ったら得点に繋げてみせるセンスはさすが。疲れ出た後半は、欠点の影響範囲の狭さがモロに出て、おちょこ一杯分くらいしか水運べてなかった。
長谷部5.5:この日は小野もポンテも不在、トップ下にいるのは頼りない山田ということで、フィニッシュに絡む気マンマン。その分、捌きの部分がいまいちで、終盤には2回ほど致命的なボールの捕られ方したのは減点ですが。
三都主4.5:さすがにスケジュールに文句つけるだけあって、疲れ気味でボールもつ回数少なく、後半早々に交代。FKは惜しかった。
平川3.5:あいかわらず中へ切れ込んでもその先は何もない攻撃と、間合いを全く詰めずにどうぞどうぞとクロス許す、お前はどこのサンポスだという守備と。先発するの飽きたのなら、誰かに替わってもらったらいい。(追記)どうも熱中症気味だったとのこと。気味ってなんだ。
山田3:久しぶりの先発、しかもこの日は誕生日ということで頑張ってくれるんじゃないかと少し期待してましたが。そんな空気読んで動く男のわけはなかった。トップ下として、攻守に周りの動きを引き出す中継役を求められてたはずですが、実際には周りを凍りつかせるオモシ役をもっぱら演じてくれてました。
永井6:前半はいつになくボールを引き出そうとする動きを見せたり、袖まくりしたりとやる気モード。当然、前半からそんなやる気見せたら後半は44分寝っぱなしになるわけですが、残り1分で突如フラリと起き上がったと思ったらソロホームランかっ飛ばすという。まあ、これが永井です。
ワシントン5.5:田中に比べてゴールへの意欲が乏しい永井とのコンビだと役割分担が明確で、ワシントンは中央でどっしり構える役。ただ、この日はサイドが沈黙してたのでいまいち存在示せず。


ポンテ4:後半17分、山田と交代。あまりにアレな山田にもう堪らんという感じで後半途中から投入。しかし、あのブッフバルトがあえて先発で使わなかったくらいですから、まだとても使えるコンディションじゃなかったということ。重いタイプですので、やはり100%の状態で先発で使ってこそ。100%になるまでは少し我慢して使うしかないです。
相馬5:後半26分、三都主と交代。この状況では縦に勝負しても中が誰も付いてこないだろうということを察してか、ドリブルも自重気味。いつもほどは浮いてませんでした。
内舘5.5:後半36分、ワシントンと交代。ボランチに入って、長谷部をトップ下にポンテをFWに上げる。ワシントン→内舘とは意外な交代でしたが、ダルダルになってた守備を引き締めつつ、投入してみたものの思ったより使えなくて重荷になってたポンテを最前線に追いやって、その重さによる影響を限定的なものにするという、なかなか気の利いた采配。


MOM:坪井慶介