J第13節：浦和1−2新潟@新潟ス。
↓で「ワシントン不在で誰に点取って貰うのか」とか書きましたが。誰も取ってくれませんでした。うーん、分かりやすく決定力不足。負け方としては、ワシントン大ハズレの日だった清水戦と似たような感じでしたか。ポカーンとするような失点の仕方とかも。あの試合よりはもうちょこっとだけ追いつきそうな希望は見てて感じましたが。まあ、悲観するほどの内容でもないけど、かといってワシントン戻るまで同じこと繰り返す十分ありそうという試合。…ということは、悲観した方がいいのか。やはりワシントンが怪我した時に、すぐそこにいたマリッチをトランクケースに詰め込んで攫ってくるべきでしたか。
で、先発で復帰した田中達也でしたが。まさかの1トップ起用。永井の1トップはあるかもと書きましたが…。裏を狙うスピードタイプの1トップとかいかにも難しそうな使い方。復帰初戦でわざわざそんなことしなくても。チーム全体としてもどうしたもんか分かってなかったようで、序盤はウロウロしてるうちに新潟のプレッツシャ受けて、とりあえず達也走らせてみようと（ちょいちょい山田の頭経由で）ロングボールを蹴っては、あっさり読まれて跳ね返されるという。そうこうしてるうちにポコンと失点。これで目が覚めたのか、「とりあえず一旦、達也のことは置いておこう」という感じで、ニワカ達也シフトからいつもの戦い方へ。落ち着いてボール回しつつ、たまに達也を走らせるという真っ当な感じに。新潟のプレスの出足があっさり鈍ったこともあって、ボールを支配して完全に相手を押し込む。ところまでは簡単だったんですが、そこからが。いつもの戦い方をしようとしたら、今度はいつもとは違うところが、特にフィニッシュのところで段々際立ってきてしまって。そのズレにアジャストしようとしてるうちにまたグネグネとよく分からないことになっていったという感じでしょうか。やれやれ。
達也の調子自体については、うーん。動き出しの速さ、果敢な姿勢は相変わらずで、今年の浦和にはほとんどなかったような速攻の形も見せてくれましたが。まだゲージが貯まりきってないという感じで、フルパワー出そうとすると体が付いてきてない印象。それでも永井よりは全然走ってましたが。とりあえず、現状、フィニッシャ役を求めるのはさすがに辛そうなので、次からは普通に2トップでお願いします。永井、はキャンペーン期間終わっちゃったみたいなので黒部で。
山岸4.5：2失点は不運な形。しかし、1点目はなんとかポストの精を味方にして欲しかったし、2点目のショートコーナーも怒鳴りつけてコーチングして欲しい。
堀之内5：ボール持ったときの挙動の不審さが進行してるような感じで、狙われるとだいぶ危なっかしい。今後も不安。一本、決定的なピンチをとんでもない飛んでき方で防いだのは見事。
闘莉王5：2失点目は触って欲しかった（見えなかったそうですが）。空中戦も守備では磐石も攻撃では不発。
坪井5.5：Ｊならさすがの安定感。
鈴木4.5：清水戦と違って、今日は最後まで鈴木が残ってたことで、なんとかバランス保ちながらパワープレイを遂行。ただ一本危ないのをやってしまいました。
小野3.5：意外と普通にボランチしててビックリしました。思ってたより動けてたし。豪州戦よりよっぽど守備してました。ただコネてるところを掻っ攫われて、2度ほど決定的なピンチ招くなど、満足の出来とは言い難い。そもそも「普通のボランチ」を期待してませんし。
平川4.5：なぜかやたらと中に中に入ってこようとしてた印象。これだけ中盤に「溜めたがり」が揃ってる今日、縦に行かないでどうする。左の時ならともかく、右サイドから中に入ってきても、横パスしかできないし。
三都主4.5：中に入ろうしたのはこちらも一緒（一応、こちらは右足でのシュートもありますが）。やはり田中1トップではサイド抉ってクロス上げる気にはならんということですか。
山田4：今日は普通にかったるいだけでした。あのシュートは爽快でしたが、あれだけ。というか、できるなら最初からやりなさい。
永井4：中断期間中にファンタジスタの素は売り切れました。しかし、長くやってるのに相変わらず田中との相性は良くなる気配がないのは、どうにかしてください。
田中5：復帰初戦、酷な起用法を考えれば上々。しかし90分やらせますか普通。
黒部5：67分、平川と交代でトップに入り、永井が右サイドへ。ようやくまともな使われ方したという感じ。しかし、ゴールの精からはすっかり見放されてるみたいで。そういう時はひたすらシュート練習するのがいいらしいですよ一説によると。
相馬5：77分、小野と交代。三都主もいるのにどこで使うのかと思ったら、そのままボランチの位置に。おお？ 守備は鈴木に任せて、ひたすらおいしそうなスペース見つけては猛然とフリーランというのを繰り返し、ボールこねてる山田とかに無視されてました。突進力のある長谷部が不在だっただけに、なかなか楽しいアイデア（完全に不発だったけど）。この突進ぶり見ると、やはり田中との組み合わせを一度じっくり見てみたい気が。スペース食い合わないように上手いこと噛み合わせるのは難しいでしょうが楽しそう。
岡野−：80分、永井と交代。特にこれといって。
