やっとファイナル。

 第3戦は、2Q終わった時点でMIAが9点リードしてると思ったら、4Q始まる時にはDAL9点リードに変ってるという、ふり幅大きすぎてケツが痛くなりそうなシーソーゲーム。ある意味、この2チームらしさ全開の展開。ドウェイン・ウェイドの「これぞエース」という猛烈なスパートで追い上げてきたMIA。最後は、ここまで散々外し倒してきたシャックのFTが2本とも決まり、対してDALは9割決めてきたノヴィツキが同点のFTを外すというまさかの結末。こうでなくては。
 この試合のMVPは、もちろんMIAが3点差にまで追い上げてきた瞬間、バシッとDALの小太りの表情を抜いて見せたカメラマン。あの「あわわわわ」という声が聞こえてきそうな、追い詰められた小悪党然とした表情ときたら。間違いなくこのシリーズのハイライトです。その後も試合終了まで、確実に職務質問されるレベルな挙動不審ぶりで。あの顔見れただけでこのファイナルには価値があったと言っていいと思う。あれ見たら俄然元気になってきましたもの。