↓の追記。

 木阿弥系な選手に限らず、なんでもかんでも「名物」ということにしてしまえば、大抵のことは許せるようになるので、平穏な心で試合が見れるようになってとても便利です。たとえば、ある運動量の少ない選手がいたとするなら、その少なさを鑑賞して楽しめば良いのです。あれはああいう作品なんだと。で、たまに動いたときには「○○が動く姿が見れるなんて、今日は最高にラッキーだ」と。そう思うようにする。
 私の中では、三都主のへっぽこ羽毛ディフェンスとかもう超名物。足だけちょいと出して相手を止めに行くもののあっさり交わされて、思いっきりファールの体当たりで止めておきながら、手を万歳して「何もしてない」アピールをする姿とか、見てて手叩いて喜びますから。代表戦のたびに三都主のへっぽこぶりに腹立ててる人とかいますけど、私からしたらあの趣きが分からないなんて人生損してると言いたいくらいです。
 なお、他の浦和名物としては、行ったまま戻ってこない闘莉王のオーバーラップ、シュート撃つ絶好のタイミングで確実に撃たないゴール前の山田、揉め事ある度に猛スピードですっ飛んでくる都築のキレっぷりなどがあります。鈴木啓太ミドルシュート(と本当に言っていいのか躊躇するくらい枠のはるか上方を飛んでいく)とかは、私に限らず浦和名物と化してますね。先日の広島戦でも、ゴールマウスの倍くらいの高さに飛んでいったシュートの後、TV画面に映された浦和ファンがみな慈母のような笑顔。ミスといっていいプレーなのに、見てて幸せになれるのが「名物」プレー。